多くの人出が予想される今年のGWを前に、東京駅八重洲北口改札外の飲食店街「グラングルメ」が「グランスタ八重北(ヤエキタ)」として大幅にリニューアル。オープン前に行われたメディア向け内覧会に行って、話題の新店を中心にチェックしてきた。

  • 地下1階「黒塀横丁」、1階「八重北食堂」、2階「北町酒場」の3つのフロアからなる新たなグルメタウン「グランスタ八重北」

■「グランスタ八重北」とは?

「グランスタ八重北」は、地下1階「黒塀横丁」、1階「八重北食堂」、2階「北町酒場」の3つのフロアからなる新たなグルメタウン。

4月27日に13ショップ、以降9月から順次23ショップ(予定)の計36ショップが新しくオープンし、現在営業中の2階「北町酒場」などの9ショップを合わせて、全45ショップが集まる東京駅の一大飲食店街となる。

内覧会では、地下1階「黒塀横丁」と1階「八重北食堂」に先行オープンする13店舗がお披露目された。その中でも編集部注目の店舗を紹介していこう。

■あのグルメ雑誌が初プロデュース「dancyu食堂」

グルメファンにはおなじみの、"食いしん坊のための雑誌"「dancyu」が初プロデュースを手掛ける新店舗「dancyu食堂」。「毎日通いたくなる」をコンセプトに、 昼は定食、 夜は酒とおつまみが楽しめる。店内はキッチンをぐるりと囲む椅子席と、立ち飲みのカウンターで構成されている。

  • 雑誌「dancyu」初プロデュースによる新店舗「dancyu食堂」は多くのメディアの注目を集めていた

おすすめは「生姜焼き定食」(1,480円)。豚肉は上品な脂の甘さが特徴の千葉県匠味豚を使用。ガツン、と生姜が効いているというよりは、生姜の風味とタレが絡まって肉の旨味を引き立てている感じで美味しい。タレは数種の野菜や果実のすりおろしを加えたオリジナルなんだとか。玉ねぎのシャキシャキした食感も心地良い。食べ飽きない絶妙な仕上げ方で、確かにこれは「毎日通いたくなる」味だ。

  • 「dancyu食堂」のイチオシメニュー「生姜焼き定食」

また、肉がゴツゴツと入った肉焼売と、白菜やキャベツの優しい甘みを閉じ込めた野菜焼売が一皿になった「焼売定食」(1,100円)も食いしん坊にはたまらない。

  • 「焼売定食」の肉焼売は肉がびっくりするぐらいゴロッゴロ

立ち飲みカウンターでは、筑前煮、金平ごぼう、ポテトサラダ(各380円)といった小鉢をおつまみに、日本酒やワイン、ビールを楽しめる。是非試してほしいのが、気仙沼で醸造されたクラフトビール「BLACK TIDE BREWING(ブラックタイドブリューイング)」。こちらは"生姜焼きのためのペールエール"とのことで、単品で生姜焼き(680円)をオーダーして一緒に味わえば、仕事の疲れも吹っ飛ぶはず。

  • 一品料理をつまみながらクラフトビールで一杯。たまには昼飲みしてみるのも悪くない※写真のサイズと実際提供されるものは異なる

今後、メニューは雑誌「dancyu」と連携して更新されていくというから注目だ。

■フルーツぎっしりなパフェとサンド「果実園リーベル」

果物、スイーツ好きに大人気のフルーツパーラー「果実園リーベル」がリニューアルして再出店。明るく爽やかな店内にはいちごを模した照明があってかわいらしい。毎朝市場で目利きして仕入れているという新鮮なフルーツをふんだんに使ったパフェが看板メニュー。

  • 明るく爽やかな店内にはいちごを模した照明があってかわいらしい

特に創業から人気だという「いちごパフェ」(2,100円)は、上から下までいちごがぎっしり。半分にカットされたいちご、クリーム、ソース、アイスクリームで作られたシンプルなメニューは、いちごの甘くてほどよい酸味が存分に満喫できる。

  • 「果実園リーベル」の「いちごパフェ」はこれでもかといちごがギッシリ

また、「フルーツサンド」(1,200円)はマンゴー、キウイ、いちご、パイナップルなどが入っている豪華な一品。クリームに包まれたフルーツが薄めのパンでサンドされていて、ボリュームたっぷり。クリームが意外と甘くないので、フルーツの甘みの邪魔をすることなく、共に引き立て合っていて美味しい。

  • 「フルーツサンド」は甘さ控えめなクリームがフルーツの味を引き立てている007

■ヘルシーで優しい味のハンバーグ「ビストロ石川亭」

「美味しいものをおなかいっぱいに」をコンセプトにした神田のフレンチビストロは今回、東京駅初出店となる。おすすめは、前菜とメインをそれぞれ選ぶことができるランチセット「プリフィクスランチ」(1,480円)。今回はメイン料理の定番「キャベツ入りハンバーグ デミグラスソース」を前菜の「ベーコンとチーズのキッシュ」とセットにしてオーダー。

  • 「ビストロ石川亭」の「プリフィクスランチ」はメインと前菜を自由に組み合わせる楽しさがある

見た目はガッツリ、肉々しいハンバーグなのに、ナイフで切ってみると肉の中からザク切りキャベツがこんにちは。ふんわりした肉の旨味とキャベツの甘み、食感、コク深いデミグラスソースも相まった上質な美味しさ。ガッツリしているようで優しく繊細でヘルシーだ。

  • ザク切りキャベツが入っていて意外にもヘルシーなハンバーグ

■極上の味をテイクアウト「とんかつ寿々木」

再出店となる「とんかつ寿々木」。上質の国産豚ロースと厳選した三元豚ひれを丁寧に仕込み黄金色に揚げたとんかつにはファンも多い。店内でいただくのもいいけれど、「ロースかつ弁当」(900円)「ヒレカツ弁当」(950円)のテイクアウトもおすすめ。

  • 「とんかつ寿々木」で「ロースかつ弁当」をテイクアウト

  • 「ヒレカツ弁当」は時間が経っても柔らかさと肉の旨味が損なわれない絶品

ヒレカツの上品でさっぱりした肉の旨味、時間が経ってもしっとり、柔らかな肉質は感動的な美味しさ。出張が多く時間に追われているビジネスパーソンのお供として、新幹線の中で食べるお弁当リストに入れておいてほしい。

■注目店舗が目白押し

その他、東京駅初出店の「うなぎ四代目菊川」(B1「黒塀横丁」)、アジアンテイストを取り入れた料理と約20種類の樽生クラフトビールなどが売りの酒場「ヌードルハウス ランドリー」等、これまで以上に東京駅に立ち寄ることが楽しみになる飲食店がズラリ。

  • 「うなぎ四代目菊川」の「蒲焼き1本重」はスタミナが欲しい時に思い切って食べてみたいn

オープン後は行列必至だろうなあ、と感じるお店も多かった。今後はどんなグルメが加わるのか待ち遠しい。

■開業限定イベント「八重北グルメくじ」

なお、開業限定イベントとして「八重北グルメくじ」が1階に設置されている。このくじは、「グランスタ八重北」全飲食店舗で6月末まで利用できる利用券を封入したカプセルが手に入るガチャ形式になっている。

  • 開業限定イベント「八重北グルメくじ」は1階で実施中

くじは1,000円と3,000円の2パターンが用意されており、1,000円くじだと最大で5,000円が、3,000円くじだと最大で10,000円分の利用券が当たる(支払いは交通系電子マネーのみ)。

  • 交通系ICカードを使い3,000円のくじで運試し!その結果は……

実際に3,000円くじを試してみたら、4,000円分の利用券(500円券×8枚)をGET。1,000円分お得な利用券が手に入った!お店を利用する前に運試ししてから、思いっきり東京駅の新グルメを満喫してみては。

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■Information
グランスタ八重北
【場所】東京都千代田区丸の内1-9-1 JR東京駅構内改札外