オヤイデ電気、ギター・ベース用ケーブル「Ecstasy Cable」を発売

小柳出電気商会（オヤイデ電気）は、ギター／ベース用およびエフェクター用のケーブル「Ecstasy Cable（エクスタシー・ケーブル）」の販売を開始した。

• 「Ecstasy Cable（エクスタシー・ケーブル）」（写真はストレートプラグ＋L字プラグのモデル）

Ecstasy Cable用に新たに開発された精密銀メッキ導体は、AWG18相当の導体構成となっており、中心導体に強化繊維（ケブラー1500dl）を撚り合わせたことで音質とともに強度も確保した。オヤイデ電気は、一般社団法人電線総合技術センターへ屈曲試験を依頼し、過負荷状態（左右90°の往復運動/荷重500g）での検査を行ったところ、37,000回強の往復運動でも断線しなかったったと報告している。絶縁体には誘電率の低い発泡ポリエチレンを採用。85pF/mという低静電容量を狙って設計されている。また、編組シールドにより屈曲性と耐久性を保持しつつ、外来ノイズを遮断。さらに導電性PVC層を設けたことで、ケーブルに与えた振動から伝わるタッチノイズの抑制を実現している。外装シースにはPVCを採用し、触り心地に配慮。運搬性も考慮し、ケーブル質量は約58g/mと軽量に仕上げている。

プラグ部分はEcstasy Cable専用となる「P-275EX」を使用。中心TIP端子からハンダ付け部までを1本の真鍮から削り出して作っているため、一般的なフォーンプラグと異なり繋ぎ目が無く、頑丈な構造になっている。ハンダは小島半田製造所の「HMX-Pb113」を使用。HMX-Pb113はヴィンテージはんだの成分を解析して得られた微量金属元素の添加物を配合している。P-275EXで採用した、独自の「Special Copper Plating」は、銅が50%以上を占める非磁性メッキで、メッキ硬度はニッケルメッキ同等の約500Hv。耐酸化性・耐塩素にも優れているとのことで、屋外使用でも安定した性能と外観を維持できるという。

ギターまたはベースとアンプを繋ぐ一般的な長さのものとエフェクター同士を接続するのに向くパッチケーブルタイプの2種と切り売り用のものを用意。プラグタイプはストレート（S）とL字タイプ（L）の2タイプを揃えている。ラインナップおよびケーブル長、実勢価格（オヤイデ電気・秋葉原直営店およびオンラインショップでの販売価格）は以下の通り。

発売を記念して無料モニターを募集するキャンペーンも実施。オヤイデ公式Twitterアカウントをフォローし、リツイートすることで応募でき、応募者の中から抽選で5名がEcstasy Cable SS 3.0mのモニターとして選出される。なお、モニターに選ばれた場合、製品を試した後、オヤイデ・オンラインショップのウェブサイトにてレビュー（感想）を投稿する必要がある。応募期間は2022年4月28日の23:59まで。詳細はこちらで確認いただきたい。