中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00~)が、きょう26日に放送。ゲストに、チョコレートプラネット、秋元真夏(乃木坂46)、神宮寺勇太(King & Prince)が出演する。
番組初上陸となる石川県内灘町にあるお食事処は、女性店主が1人で切り盛りし、「おまかせランチ」が名物。自家製ドレッシングのサラダ、サンショウと昆布のつくだ煮、セロリとイカのナンプラー和え、かぼちゃの煮物、ナガイモの漬け物といった手作り小鉢がお盆いっぱいにのって運ばれてくる。
だが、「これで安心したらダメよ。いまから拷問が始まる(笑)」との言葉通り、次から次へと料理が追加されていく。おでん、漬けマグロ、エビとネギの白みそ和え、さばの塩焼き、ご飯、みそ汁、そしてこの日のメインディッシュである、2時間煮込んだ骨付き豚まで全13品。その値段は1,000円ちょうど。さらに、前日までに予約の電話をすれば、刺し身も付いてくる。
創業36年目、80歳を超えているとは思えない若々しい風貌の女性店主。それもそのはず、45歳までモデルの仕事をしていたという。だが、「頂点がない。毎日が勝負」と語る料理の道に魅力を感じ、ここまでやってきた。儲けはほとんどないが、「心が儲かっているから大丈夫」と、客の笑顔のために今日も腕をふるい続ける。
群馬県みどり市の八百屋。取材交渉を始めたスタッフの前に現れたオーナーは、いきなりギターを持ち出して熱唱。これは特別なことではなく、普段から集客と自身の趣味を兼ねてやっているという。
店で売られている商品は、どれも一般的なスーパーよりも安価なものばかり。地元・群馬県産の野菜を多く取り扱っており、常連の客には、パイナップルや焼き芋などを当然のようにオマケする。「社長が良いと言ったやつはハズレがない」と、埼玉や東京から車でわざわざ駆けつける常連も少なくない。一般家庭だけではなく、農家や、近隣の飲食店からも仕入先として贔屓(ひいき)にされているほど、その品質は確かだ。
豪快で気前の良いオーナーは、空手の有段者で、コロナ禍の前は道場で子どもたちにも教えていた。一時は市会議員を務めていたこともある。そんな世のため、人のためになりたいと考えるオーナーのルーツを尋ねると、「地を這うような人生だった」と振り返る。採算度外視の経営スタイルに隠された、オーナーの人生とは…。