ライオンはこのほど、「新型コロナウイルス」に対する衛生行動意識調査の結果を発表した。調査は2021年11月19日〜22日、18歳〜69歳男女600人を対象に実施したもの。
まず、感染症対策として「終息するまで継続して行いたいこと」「終息後も日常的に行いたいこと」について聞いたところ、「終息するまで継続して行いたいこと」については64%が「外出先で、ほとんどずっとマスクをする」、62%が「こまめに手を洗う」、53%が「店舗や施設の入り口に設置されている手指消毒剤を使う」と回答した。
「終息しても日常的に行いたいこと」に関しては、「外出先でほとんどずっとマスクをする」は38%、「店舗や施設の入り口に設置されている手指消毒剤を使う」は36%となった。一方で、「こまめに手を洗う」の回答率は63%と6割以上の結果に。
次に、子どもと大人各10人について、帰宅後の手洗いの様子を複数回動画で撮影し、「毎回洗っている部位」を観察した。結果、子どもも大人も手洗いが不十分であることが判明。部位別で見ると、「手のひら」「手の甲」は、子どもも大人も半数以上が毎回洗っていたが、「指先」「手首」は子どもも大人も毎回洗っている人は少なかった。「指の間」は、子どものみ洗っている人が少ないという結果に。
同社では、正しい手洗いの方法として「流水で汚れを落とす」「手のひらと甲、指の間を洗う」「指先と爪を洗う」「最後に手首を洗う」の順に行うことも推奨している。