IHGホテルズ&リゾーツが展開する、その土地の個性を反映するホテルブランド「ホテルインディゴ (HOTEL INDIGO)」。国内2軒目となる「ホテルインディゴ軽井沢」(長野県北佐久郡軽井沢町)が2月に開業した。メディア向けの試泊会でその魅力を体感してきた。
この新たなホテルインディゴの舞台は、国内屈指のリゾート地・軽井沢。軽井沢駅まで都心から新幹線でわずか1時間ほど、駅からホテルまで送迎車でおよそ5分というアクセスのよさだ。
「軽井沢は西洋の宣教師に見出され、日本の文化人に育てられてきた土地です。別荘のサロンのようにここに集まり、東京に戻った後も『また軽井沢で会いましょう』と合言葉のように使っていただけるよう提案していきたい」(総支配人 原めぐみ氏)。
軽井沢といえば「別荘」
木をふんだんに使った、スタイリッシュで迫力ある建築。エントランスを抜けると、かがり火の灯った暖炉がロビー兼ラウンジスペースで迎えてくれる。木のぬくもりと煙の匂いで別荘のような雰囲気だ。
ホテル中央にあるフォレストガーデン(中庭)は、ゆったりとしたスペース。自然の中でくつろげるソファやファイヤーピットの焚き火を囲む団欒の場も用意されている。
客室にも軽井沢らしさ
客室はスイートルーム8室を含む全155室で、3つの棟からなる。今回宿泊したのは、浅間山と小川をのぞむベランダ付き「スタンダードツインリバービュー」(32m2)。ほかにフォレストガーデンが見渡せるガーデンビュー、プライベートガーデン付き、あわせて3タイプの客室がある。宿泊料金は1泊3万1,000円〜。
客室でも軽井沢にまつわるアートワークやランタンなど、随所に軽井沢らしさを見つけることができる。
特別に見せてもらったスイートルームがこちら。ウォークインクローゼットや豪華なバスルームや洗面台、プライベートガーデンなどが備えられ、ワンランク上の滞在が楽しめそうだ。
信州の味覚を薪火のグリル料理で楽しむイタリアン
オールデイダイニング「KAGARIBI(かがりび)」で味わえるのは、信州産を中心とした厳選素材の"薪火イタリアン"。レストランのシンボルである大きな暖炉で仕上げられた料理は格別だ。
炭酸泉の露天風呂に「HARNN」のスパ
施設内には、炭酸泉露天風呂を備える大浴場も。人気のサウナや水風呂も楽しめる。
スパ施設「ザ・スパ by HARNN(ハーン)」は、受賞歴も数多いタイ発祥の名門スパ。フィットネスセンターには、自力で動かすランニングマシンや木製のダンベルなどユニークなマシンが用意されている。
ホテルインディゴは欧米を中心に世界15カ国以上で120軒を超えるホテルを展開、その土地でしか出会うことのできない「ネイバーフッド ストーリー」を紹介している。ホテルインディゴ軽井沢でも「軽井沢らしさ」を存分に感じることができた。
先日、同ホテルブランド日本初上陸となった「ホテルインディゴ箱根強羅」にも訪れたのだが、そちらともまったく印象が異なる、新しいホテルだと感じた。3月にも3軒目の「ホテルインディゴ犬山有楽苑」(愛知県犬山市)が開業している。ホテルインディゴ巡りをすれば、各地の土地の魅力を発見・再発見できそうだ。