エン・ジャパンは4月21日、転職サイト「ミドルの転職」が実施した「パラレルキャリア/副業」についてのアンケート調査の結果を発表した。調査は1月5日〜3月28日、同サイトを利用する2,250人を対象にインターネットにて行われたもの。
まず、今後どのような働き方をしたいか聞いたところ、68%が「本業以外にも第2の仕事・活動をしたい」と回答した。一方で、本業以外に取り組んでいる事があるかについての質問では、副業をしている人は19%でパラレルキャリアをしている人は7%、両方している人は8%となり、合わせて何かしらの取り組みをしている人は34%にとどまっている。
パラレルキャリア・副業のいずれもしていない人に対して、本業以外の活動についての興味を伺ってみた。すると、パラレルキャリアに興味があるのは13%、副業に興味があるのは30%、パラレルキャリア・副業いずれも興味があるのが44%という結果に。87%が何かしらの興味を示していた。
本業以外の活動をしていない理由については、「始め方がわからないため」が34%で最も多く、次いで「会社がパラレルキャリア/副業を禁止しているため」(33%)、「本業が忙しく時間がないため」(26%)が続いた。
パラレルキャリア・副業に取り組む方に活動する理由を尋ねたところ、「副収入」(68%)が最も多く、次いで「新たなスキルの習得」(34%)が続いている。
パラレルキャリア・副業に取り組んでいる人に、開始時期を聞いてみた。すると、「新型コロナウイルス流行後(2020年4月以降)」が35%だった。具体的な活動については「本業以外の単発の仕事」が39%で最も多かった。パラレルキャリア・副業によって得られた年収に関しては、38%が「20万円未満」と回答。
現在の会社の就業規則でパラレルキャリア・副業が許可されているか尋ねると、「許可されている」が29%、「原則禁止だが、条件を満たした場合は容認されている」が28%、「明確に禁止されている」は33%となった。
最後に、「パラレルキャリア/副業が許可されている企業は転職先として魅力的だと思いますか?」と質問。すると、52%が「とても魅力的だと思う」、36%が「やや魅力的だと思う」と回答し、合わせて88%が魅力的だと思っている事が分かった。