ラーニングエージェンシーは4月22日、「新入社員意識調査」の結果を発表した。調査は3月31日~4月13日、同社提供の研修を受けた2022年入社の新入社員3,659名(男性2,101名、女性1,493名、不明等65名)を対象に、自記式またはWEBで行われた。
将来会社で担いたい役割を尋ねたところ、「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい」(31.6%)、「組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい」(23.5%)が上位に。リーダー志向、専門家志向は全体として年々減少傾向にあり、今回、過去最低を記録した。
一方、「特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい」(21.3%)、「まだはっきりしておらず、今後決めていきたい」(22.9%)といった志向は、年々増加傾向に。こうした新入社員の時点でリーダー志向を持っていない、決めていないという人の割合は、2022年では過去最高の44.2%を占めた。
続いて、仕事を通じて成し遂げたいことを教えてもらったところ、「安定した生活を送りたい」が64.5%(+5.2pt)と過去最高値となったのに対し、第2位の「自分を成長させたい」(60.6%)は0.9pt減少。一方、「社会に貢献したい」は急激に増えており、2019年は19.8%だったが、2022年には32.0%までに増加した。
今後やりたい仕事を聞いたところ、1位「楽しくてやりがいのある仕事」(72.7%)、2位「自身の成長につながる仕事」(54.7%)、3位「楽しく取り組める仕事」(41.0%)という結果に。また、「安定的に給与が得られる仕事」(32.2%、2019年比+7.6pt)や「自分のペースでやり切れる仕事」(34.0%、同+7.0pt)では、近年増加傾向にあることが見て取れた。
最後に、働き続けたい会社の条件を聞くと、「職場の人間関係が良い」(66.5%)、「高い給与・賞与をもらえる」(54.1%)、「仕事を通じて成長できる」(40.8%)が上位となった。