ヤマハ発動機は4月21日、同社のモーターサイクル「YZF-R7」「MT-09」が、国際的に権威のあるドイツのデザイン賞「iFデザインアワード」を受賞したことを発表した。同社製品の「iFデザインアワード」の受賞は9年連続で、今回の2製品は「Red Dot Award」に続く受賞となる。
「iFデザインアワード」は、1953年に開始したドイツのデザイン賞。ドイツ・ハノーバーを拠点とする世界で最も長い歴史を持つ独立したデザイン団体「iF International Forum Design」が主催しており、毎年、全世界の工業製品等を対象に優れたデザインが選ばれている。
今回、同アワードを受賞した「YZF-R7」は、"YZF-Rシリーズ"のミドルウェイトスーパースポーツモデルとして開発。ロードスポーツモデル「MT-07」の689cm3 CP2エンジン・車体をベースに、シャープなハンドリング、倒立式フロントサスペンション、A&Sクラッチなどを採用し、高揚感あるスポーティーな性能を追求している。ホリゾンタルラインを基軸とするシルエット、空力性能を最大化するエアマネジメントカウル、M字ダクトや2眼ポジションランプなどは、"YZF-Rシリーズ"がもつスタイリングを継承している。
「MT-09」は、新開発の889cm3・3気筒エンジンを搭載したロードスポーツモデル。独自の"SPINFORGED WHEEL"技術による軽量ホイール、軽量CFアルミダイキャスト製の新フレーム採用などにより、従来モデル比4㎏の軽量化を実現した。排気・吸気を独自に設計・チューニングし、トルク感・加速感を演出したサウンドデザイン、部品そのものの機能美を表現したエクステリアデザインも特徴となっている。