2000年の「池袋ウエストゲートパーク」以来、オリジナリティあふれるヒットドラマを生み出してきた脚本家・宮藤官九郎。脚本家のみならず、映画監督、俳優やミュージシャンとしても活躍しています。本記事では、クドカンこと宮藤官九郎脚本のドラマの中から、マイナビニュース会員が選んだ作品をランキングで発表します。

宮藤官九郎脚本のドラマ人気ランキング

マイナビニュース会員に、宮藤官九郎脚本のドラマの中で印象に残っているものを教えてもらったところ、このような結果になりました。

1位 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(31.5%)
2位 TBS「池袋ウエストゲートパーク」(14.1%)
3位 TBS「木更津キャッツアイ」(10.2%)
4位 TBS「タイガー&ドラゴン」(8.7%)
5位 TBS「流星の絆」(6.9%)
6位 NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(6.3%)
7位 TBS「俺の家の話」(6.0%)
8位 日本テレビ「ゆとりですがなにか」(3.0%)
9位 TBS「監獄のお姫さま」(2.4%)
9位 TBS「ごめんね青春!」(2.4%)
9位 TBS「うぬぼれ刑事」(2.4%)

1位 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」【2013年/主演:能年玲奈(のん)】

2013年4月から放送された、岩手・北三陸を舞台にした海女やアイドルを目指す少女・アキの成長物語。能年玲奈(のん)、橋本愛、有村架純、松岡茉優ら、人気女優を輩出した今も人気の高い青春ドラマ。高校生のアキは、母の実家・北三陸を訪れて祖母に感化され、海女になることを決意。その姿がネットで話題になりご当地アイドルになる。

出演/能年玲奈(のん)、小泉今日子、橋本愛、福士蒼汰、有村架純、宮本信子
放送時期/2013年4月~2013年9月

・「親子3代それぞれが魅力的で、それぞれの周囲の人物もいい味を出していた」(49歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「朝ドラの常識を打ち破りながらも、エンタテインメントとして成立した画期的な朝ドラ」(42歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「全国的にヒットした作品で、主人公のキャラ作りが秀逸だと思った」(62歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「放送が毎日の楽しみになるくらいハマっていた」(69歳男性/信用組合・信用金庫・労働金庫/事務・企画・経営関連)
・「おもしろくて、楽しくて、感動もした。できるなら続編が見たい」(53歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)

2位 TBS「池袋ウエストゲートパーク」【2000年/主演:長瀬智也】(14.1%)

石田衣良の小説を原作に、堤幸彦が演出を務めたドラマ。池袋の街を舞台に、若者たちの対立や友情を描く青春群像劇。親友と遊び歩いているチーマーくずれのマコトは、「池袋のトラブルシューター」と呼ばれている。やがて池袋西口公園にたむろするカラーギャングの間で抗争が勃発し、マコトも巻き込まれていく……。長瀬智也、窪塚洋介、妻夫木聡ほか、この作品をきっかけにブレイクした若手俳優も多い。

出演/長瀬智也、加藤あい、窪塚洋介、山下智久
放送時期/2000年4月~2000年6月

・「全員カッコいい。青春です。この頃の窪塚さんがカリスマ過ぎて今も大ファン。何回見てもおもしろい」(39歳男性/不動産/営業関連)
・「コミカルな部分もありながら、ストーリーがおもしろかった」(42歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
・「ドラマの中での掛け合いがおもしろく、ストーリーも興味をひく内容だった」(45歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「名作。このドラマから出世した俳優が沢山いるから」(50歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)

3位 TBS「木更津キャッツアイ」【2002年/主演:岡田准一】

木更津を舞台にした、個性的な若者たちの青春群像劇。余命半年を宣告された公平は、日々を好き放題に過ごしていきたいと考え、地元の野球チームの面々と怪盗団「木更津キャッツアイ」を結成。高校時代にシゴかれた監督に復讐をたくらむ……。宮藤官九郎は、金子文紀、片山修とともに演出も手掛けている。

出演/岡田准一、櫻井翔、酒井若菜、岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史、阿部サダヲ
放送時期/2002年1月~2002年3月

・「ぶっさんをはじめとした魅力的なキャラクターたちの掛け合いが楽しかった」(42歳男性/食品/営業関連)
・「ぶっ飛んだストーリーでインパクトがありました」(62歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「本当におもしろかった。また見たい。ケチャップたっぷりのナポリタンのシーンが忘れられず、このドラマを見てナポリタンが好きになった。今でもよく作る」(48歳女性/環境関連設備/事務・企画・経営関連)
・「キャストが豪華でストーリーが笑えておもしろい」(35歳女性/その他/その他・専業主婦等)

4位 TBS「タイガー&ドラゴン」【2005年/主演:長瀬智也、岡田准一】

落語家の借金を取り立てるうちに落語にハマったヤクザと、かつて天才と呼ばれながらも落語を捨てた青年が、古典落語につながるコミカルな物語を展開する。長瀬智也と岡田准一、歴代クドカンドラマの人気主演俳優二人がW主演を果たした一作。

出演/長瀬智也、岡田准一、蒼井優、西田敏行
放送時期/2005年4月~2005年6月

・「落語とバラエティを取り混ぜた傑作」(38歳男性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)
・「落語の世界をおもしろおかしく描いていて、落語の勉強にもなった」(41歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/その他・専業主婦等)
・「長瀬智也の役がとてもハマっていておもしろかった」(53歳男性/物流・倉庫/その他・専業主婦等)

5位 TBS「流星の絆」【2008年/主演:二宮和也】

東野圭吾の同名小説をもとに、オリジナル設定などを追加してドラマ化。14年前に両親を殺害され、児童養護施設で育った三兄妹。絆で結ばれた3人は、妹が詐欺被害にあったことをきっかけに詐欺に手を染めていく。一方で、両親が殺害された事件を担当した刑事は、今なお捜査を続けていた。

出演/二宮和也、錦戸亮、戸田恵梨香
放送時期/2008年10月~2008年12月

・「東野圭吾さんの原作らしからぬ作り方で印象深かったです」(59歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「シリアスの中にほのぼのとした空気があった」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「最後まで犯人がわからず、ハラハラドキドキした」(56歳女性/その他/その他・専業主婦等)

6位 NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」【2019年/主演:中村勘九郎、阿部サダヲ】

オリンピックをテーマに、中村勘九郎と阿部サダヲが主演をリレーした2019年の大河ドラマ。1912年に日本が初めて参加したストックホルム五輪に出場したマラソン選手・金栗四三と、1964年の東京五輪開催に奔走した男・田畑政治の姿から、日本とオリンピックの歴史を描いていく。

出演/中村勘九郎、阿部サダヲ、森山未來、ビートたけし
放送時期/2019年1月~2019年12月

・「昔の貧困暮らしのなかで、母親と離れてもひたむきに走る子どもの姿や、先生の優しさがよかった」(48歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「日本が初めてオリンピックに参加した時代の流れのエピソードとストーリーを楽しく見ることができた」(69歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「歴史に埋もれている人を題材にしているのでリアリティーがあった」(60歳男性/サービス/その他・専業主婦等)

7位 TBS「俺の家の話」【2021年/主演:長瀬智也】

かつて人気プロレスラーだったが、今は小規模団体で細々と試合に出ている観山寿一。寿一の父・寿三郎が危篤となり、寿一は20年ぶりに家族と再会。寿一は実家に戻り、能楽の家元で人間国宝である父を介護することに……。長瀬智也主演で、能とプロレスというまったく違う二つの世界を行き来する男の姿から、伝統芸能の継承、親子の和解という問題を描く。

出演/長瀬智也、戸田恵梨香、桐谷健太、西田敏行
放送時期/2021年1月~2021年3月

・「ストーリー展開が予想できないおもしろさがあった」(44歳男性/セキュリティ/技能工・運輸・設備関連)
・「ドラマを見ない母が第一話から最終話まで見ていたのが印象に残っている」(45歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「涙あり笑いありの家族の話がよかった」(59歳男性/その他電気・電子関連/技能工・運輸・設備関連)

8位 日本テレビ「ゆとりですがなにか」【2016年/主演:岡田将生】

岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥という3人の若手実力派俳優が、29歳となり人生に悩み始めるゆとり世代男子を演じる社会派コメディ。食品メーカー入社7年目の男が部署を転々とする中で、系列の居酒屋チェーン店に出向を命じられる。そこで同じゆとり世代の友人との出会いを機に、人生を見詰め直していく。

出演/岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラ
放送時期/2016年4月~2016年6月

・「ドラマの中での着眼点が楽しくて、また楽しい気分にさせられる」(58歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/事務・企画・経営関連)
・「自分もゆとり世代なので共感することが多かった」(28歳男性/食品/技能工・運輸・設備関連)

9位 TBS「監獄のお姫さま」【2017年/主演:小泉今日子】

小泉今日子が16年ぶりにTBSドラマで主演を務めた一作。彼女のクドカン脚本ドラマへの出演は、2013年の「あまちゃん」以来。小泉今日子ほか、実力派女優たちが顔をそろえた犯罪コメディ。冤罪で服役する女性のため、殺人未遂の罪で服役していた女ら5人が、真犯人とされる大企業の社長を誘拐し……。

出演/小泉今日子、満島ひかり、夏帆、菅野美穂、塚本高史、伊勢谷友介
放送時期/2017年10月~2017年12月

・「どんな展開になるか毎回わくわくしていた」(36歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「ユーモアがあっておもしろい」(55歳女性/官公庁/公共サービス関連)

9位 TBS「ごめんね青春!」【2014年/主演:錦戸亮】

錦戸亮演じる高校教師と、彼の務める仏教系男子校と近所にあるカトリック系女子校が合併するまでのドタバタを描く青春学園ドラマ。それぞれの高校の教師たちは、ときに対立しながらもお互いに理解を深めていく。

出演/錦戸亮、満島ひかり、風間杜夫
放送時期/2014年10月~2014年12月

・「青春がリアルで楽しかったから」(42歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「楽しいから毎回見ていました!」(30歳女性/その他/その他・専業主婦等)

9位 TBS「うぬぼれ刑事」【2010年/主演:長瀬智也】

2010年に制作された、クドカン初の刑事ドラマ。長瀬智也演じる恋愛体質の刑事が、駅ですれ違った女性にひと目惚れ。そんな中、殺人事件が発生し、被害者の部下がひと目惚れの相手だと気づく。

出演/長瀬智也、生田斗真、中島美嘉
放送時期/2010年7月~2010年9月

・「馬鹿らしいけど、おもしろかった。西田敏行のアドリブが最高」(51歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「犯人を見つけるが、すぐに惚れる設定がほかにあまりなく、おもしろかった」(48歳女性/教育/事務・企画・経営関連)

あなたが好きなクドカンドラマは?

1位になったのは、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」。2位とは大きく差をつけて首位となりました。ドラマの中で主人公が驚いたときなどに発する「じぇじぇじぇ」という言葉が新語・流行語大賞にもなり、幅広い世代を魅了したドラマです。毎朝の楽しみになっていたという声が多数あり、続編を望むコメントもありました。

2位以下にランクインした作品では、長瀬智也、岡田准一ら、クドカンドラマの常連俳優陣の主演作がズラリと並びました。主演俳優以外にも、阿部サダヲ、西田敏行、戸田恵梨香、塚本高史らの名前も多く上がっています。彼らの名前が並んでいるのを見るだけで、クドカンファンにとっては期待が高まるのではないでしょうか。

あなたにとって、一番印象に残っているクドカンドラマはなんでしたか?

調査時期:2022年2月22日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計510人(男性: 402人、女性: 108人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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