タレントの石原良純が24日、フジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)に出演し、今年2月に亡くなった父で作家の石原慎太郎さんの散骨式を振り返った。
今月17日に神奈川県葉山町の沖合で行われた、慎太郎さんの散骨式。良純は出席後、同日のインスタグラムに「石原慎太郎の散骨の為に、逗子、葉山沖へ。父のヨット仲間30艇以上が参加してくれました。海に還るのが父の望み。よかったね」と投稿していた。
番組冒頭でコメントを求められると、良純は「ヨットが好きでヨット仲間に見送られての散骨式。親父はこれをどういうつもりで見ているのかなと思いながらやっていて」と述懐。「生前、生きているときはぶわーっとエネルギッシュで、『亡くなったら人間は無だ』と言ってたの。『来世なんかないし、天国も地獄もない。無、そこで終わりだ』と。そういう思いがあった人だった」と父の言葉を反芻した。
そして、「パッと思い当たったのは、葉山の薄曇りの陽気だったんですけど、ついたときにザーッと雨が降ったの」と明かし、「ちょっと古い話なんですけど、石原裕次郎という人は何か事あるごとに雨を降らす人だった。法事だとか大きな手術とか。そのときに『あぁ、おじさん来てたな』という気がして」と裕次郎さんとも重ね合わせる良純。
「おじさんが来ていたということは、そこに親父も行っただろうし。だからなんとなく、この回のことは見てたんじゃないのかな」と実感したようで、「あれだけ『死んだら無だ』と言ってて、ずっと最後までわがまま言ってて、とんでもないなと思ってね。もう少し言うこと聞いてくれればよかったのにと思って。でも、無じゃないという気はした」と心情を吐露していた。