暖かくなり、いよいよレジャーシーズン到来。海外になかなか行けない今、リゾート気分を味わいに沖縄へ旅行に行く人も多いのではないでしょうか。
沖縄滞在の際、初日や最終日は空港に近い那覇市内を観光する人も多いはず。そんな那覇観光の拠点にしたい超穴場物件を発見しました。1人1泊4,000円台〜宿泊できるのに、50平方メートルのフロアに加え、市場を見渡せるバルコニーとルーフトップテラスがまるまる貸切という、立地も造りも最高の穴場物件です。
■そもそもAirbnbとは?
そもそもAirbnb(エアビーアンドビー)とは、泊まる場所を探す旅行者と、空き家・空き部屋を貸したい人をつなぐオンラインサービス。世界191カ国以上で展開されているサービス(2022年4月時点)で、Airbnbのサイトで泊まる家や部屋を検索・予約し、地元の人の家を借りて泊まることができます。ちなみに家を貸す人はホスト、借りる人はゲストと呼ばれます。
Airbnbの特徴は、ホテルではなかなかお値段が張るエリアにリーズナブルに宿泊できたり、オーシャンビューの家や森の中のツリーハウス、高層マンションなどに宿泊できたり、旅の予算や目的、好みに応じてさまざまな家や部屋を選べること。1室だけ借りることもできますし、プライベートで楽しみたい場合は1棟貸しの物件を借りて、別荘のように暮らすことも可能です。
特に長期滞在する場合は、短期滞在よりもリーズナブルな価格設定になっていることが多く、旅行だけでなくワーケーション利用としても近年注目されています。
■国際通り徒歩3分! 沖縄名物「ポーたま」2階に泊まれちゃう
今回訪れた物件はゆいレールの美栄橋駅より徒歩約10分、沖縄随一の繁華街・国際通りから徒歩3分、市場本通りを進み少し路地に入った場所に位置します。便利な立地もさることながら、驚くべきはその物件の位置。
なんと沖縄のソウルフードとして人気を誇る「ポークたまごおにぎり」の名店「ポーたま牧志市場店」の2階にあるんです。しかもフロア全て貸切なので、隣人の騒音に悩まされることもありません。チェックインもこの「ポーたま牧志市場店」で行います。スタッフの方に声を掛け、2階へと案内してもらいました。
■大きなダイニングテーブルやベッドなど充実の設備
昔ながらの沖縄住宅をリノベーションしたこちらの物件は、50平方メートルのStudioタイプで最大5人まで宿泊可能。那覇市内のホテルでこの広さの客室にこのアクセスの良い立地で泊まるとなると、1人2万円は下らないでしょう。
室内に設けられたダイニングテーブルは、少なくとも6人は余裕で座れそうな大きさです。
奥には大きなキングサイズベッドが1台に、シングルベッドが2台。さらにエキストラベッドを用意してもらうことで、最大5人まで寝ることができます。ちなみに0歳~3歳までの子供は1人まで無料。家族旅行もしやすそうですね。
青いタイル張りが美しいアイランドキッチンは4口コンロを備えるほか、冷蔵庫・電子レンジ、電気ケトルも完備。換気扇の上にディスプレイされた、小さなやちむんも可愛らしく、沖縄らしさを感じさせます。
キッチンの棚や冷蔵庫の中にはフライパンや鍋に加え、調理器具、お皿、カップ、ワイングラス、カトラリーがあります。
カトラリーや食器などは個包装されており、感染対策の徹底ぶりもうかがえますね。
また、塩やコショウ、油などの調味料も豊富に揃います。近くには市場もあるため、新鮮な地元産食材も入手しやすく、料理を楽しみたいという人にもうってつけの物件と言えそうです。
バスルームはトイレと一体型ですが、湯船は憧れの猫足バスタブ。
シャンプーやコンディショナー、ボディソープ、ボディタオルやカミソリなど、ホテル並みのアメニティが人数分用意されているのもありがたい限りです。
もちろん、フェイスタオルやバスタオルも人数分用意されています。
■2つのバルコニー・ルーフトップを独り占め
この物件のすごいところは、バルコニーが2つとルーフトップがまるまる貸切であること。しかもバルコニーにはそれぞれ、アウトドアチェアが2人分ずつ用意されており、2階のバルコニーには簡易テーブルも設置されています。
こちらのバルコニーからの景色は、なんだか東南アジアのようなエスニックな雰囲気で、異国情緒満点です。
もう片方のバルコニーは、少しコンパクト。複数人で宿泊しても、それぞれのバルコニーでプライベートな時間を過ごすこともできそうです。
そして部屋の階段をさらに上り、ルーフトップへ。
扉を開け、外に出てみるとその広さにびっくり! 部屋の広さ分のルーフトップ、つまり約50平方メートルの広さがあります。
こちらにもチェアが2つ置いてあり、さらに喫煙者用の灰皿も用意されていました。私は喫煙者ではありませんが、こんなところでタバコが吸えたら、さぞかし気持ちいいんでしょうね……!
ちなみにルーフトップの屋根があるエリアには、洗濯機と乾燥機があります。宿泊日数分の洗剤も用意してあるので、長期滞在でも安心です。もちろんタオル掛けやハンガーなども部屋に用意されています。
■朝食のポーたまやウェルカムオリオンビールなど嬉しいおもてなし
Airbnbと言うと朝食などのサービスがなさそうなイメージがありますが、なんとこちらは朝食付き! しかも1階の「ポーたま牧志市場店」で作りたてのポーたまを並ばず食べられるんです。ちなみにポーたまは330~550円、スープやドリンクは300円するので、約600~800円分の朝食が宿代に含まれていることになります。
営業は朝7時から。チェックインの際に朝食券を人数分いただけるので、そちらを持って店舗へ。12種類の中からお好きなポーたまを1つ選び、スープもしくはドリンクを1つ選ぶことができます。出来上がったら2階まで持ってきてくれるので、並ぶ必要なし。牧志市場店限定メニューも複数あるので、連泊しても食べ飽きませんでした。
個人的にお気に入りだったのが、青菜入りのポークたまごおにぎりと店舗限定の「チキナー」、「さんぴん茶シークワーサー」のセット。気候が良かったので、テラスで朝日を浴びながらポーたまモーニングという至福のひとときを過ごせました。
また、チェックイン時には冷蔵庫にオリオンビールとミネラルウォーターが人数分用意されていました。暑さや移動でほてった体を、キンキンに冷えたビールで癒やせるなんて、最高すぎる心配りです!
さらにキッチンには「OKINAWA CHATANCOFFEE Roasters」の挽きたてコーヒー豆が用意されていました! ペーパードリップと電気ケトルもあるので、お湯を沸かしてすぐ淹れたてのコーヒーを味わうことができます。なんて、至れり尽くせりなんでしょう……!
何か困ったことがあった際もAirbnbのアプリを通じホストにメッセージを送れば、すぐに対応してくれます。今回宿泊した物件のホストさんはスーパーホストというゲストに素敵な滞在を提供して高い評価を受けている経験豊富なホストさん。Airbnb初心者の方は、スーパーホストさんの物件を選ぶのがいいかもしれません。
ホテルでは体験できないようなプレミアムな滞在や、穴場物件でのステイが叶うAirbnb。観光やビジネス、ワーケーションやリゾート利用にチェックしてみるのも良さそうです。
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