俳優の小栗旬が主人公・北条義時を演じている大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)は、5月8日放送の第18回「壇ノ浦で舞った男」で、平家が滅亡となる壇ノ浦の戦いが描かれる。物語の大きな山場となるこの回について、小栗と制作統括の清水拓哉チーフ・プロデューサーが22日、オンライン会見で語った。

  • 『鎌倉殿の13人』第18回「壇ノ浦で舞った男」の場面写真

小栗は第18回について「これ(壇ノ浦の戦い)を目標に動いてきた物語ではあるので、これ経た後に一体、何が残っているのかというところを注目して見てもらいたい」とメッセージ。印象に残っているシーンについて「すべてが終わった時に義経と2人で話をするシーン」を挙げ、「素晴らしいロケーションで撮影させてもらいましたし、初めて義経に対して意見をする瞬間がある。そこは印象に残っています」と語った。

清水氏は、第18回は2分間の「大河ドラマ紀行」を本編終了後に放送せず、45分間本編を放送すると発表。「『鎌倉殿の13人』の中で、源平合戦、一つのクライマックスとしてたっぷりお楽しみいただくべく、45分まるまる本編にしています」と説明した。

「大河ドラマ紀行」は第17回放送後から第18回までの1週間をかけて何度か事前に放送するという。清水氏は「歴史の大スペクタルであり、義経の大活躍が壇ノ浦で起こったということを先に予備知識としてきちんと入れていただいて、その上で18回をお楽しみいただければ。紀行で予習していただいて本編をお楽しみいただく」と語った。

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