DiDiフードジャパンは4月20日、フードデリバリーサービス「DiDi Food」の日本撤退を発表した。5月25日をもってサービスを終了する。

  • 「DiDi Food」が日本から撤退

    「DiDi Food」が日本から撤退

DiDi Foodは、2020年4月に大阪で実証実験を開始。2022年4月22日時点では、大阪、福岡、兵庫、広島、京都、愛知、沖縄、宮城、奈良の9地域でサービスを展開している。従業員ではなく個人事業主となる配達パートナーに対して、新型コロナに感染した場合の収入保障を提供したことも話題となった(2022年2月に終了)。

フードデリバリー業界では2022年1月末にfoodpandaも日本から撤退しており、2022年11月にはDoorDashがWoltを買収した。多数のサービスが乱立していた状況から、急速に整理が進んでいる。

なお、DiDiフードジャパンはライドシェアアプリ「DiDi」で知られる中国・滴滴出行の100%子会社である。日本国内でタクシー配車サービスとしてのDiDiを提供しているDiDiモビリティジャパンは別会社で、そちらは滴滴出行とソフトバンクによる合弁会社となっている。