暖かくなり、いよいよレジャーシーズン到来。海外になかなか行けない今、リゾート気分を味わいに沖縄へ旅行に行く人も多いのではないでしょうか。
とはいえハイシーズンの沖縄はどのホテルも混み合い、ゆっくりできないなんてことも少なくありません。小さいお子様や愛犬連れの方であれば、なおさら旅先の宿泊場所は限られてしまうもの。今回はそんな方々におすすめしたい、Airbnbを使ったのんびり沖縄ステイが叶う、プライベート感満載の庭付き一軒家をご紹介します。
■そもそもAirbnbとは?
そもそもAirbnb(エアビーアンドビー)とは、泊まる場所を探す旅行者と、空き家・空き部屋を貸したい人をつなぐオンラインサービス。世界191カ国以上で展開されているサービスで、Airbnbのサイトで泊まる家や部屋を検索・予約し、地元の人の家を借りて泊まることができます。ちなみに家を貸す人はホスト、借りる人はゲストと呼ばれます。
Airbnbの特徴は、ホテルではなかなかお値段が張るエリアにリーズナブルに宿泊できたり、オーシャンビューの家や森の中のツリーハウス、高層マンションなどに宿泊できたり、旅の予算や目的、好みに応じてさまざまな家や部屋を選べること。1室だけ借りることもできますし、プライベートで楽しみたい場合は1棟貸しの物件を借りて、別荘のように暮らすことも可能です。
特に長期滞在する場合は、短期滞在よりもリーズナブルな価格設定になっていることが多く、旅行だけでなくワーケーション利用としても近年注目されています。
■ビーチまで徒歩30秒! 愛犬やお子様連れも安心なプライベートガーデンを併設
物件があるのは、那覇市内から車で1時間ほどの西海岸エリア。ダイビングやカヤックで有名な真栄田岬の近くで、本島の真ん中に位置するため、美ら海水族館がある北部も約1時間でアクセスできます。このエリア、観光拠点としてとても便利なのですが、なかなかAirbnbがないので今回のこちらの物件は貴重と言えそうです。
西側に美しいビーチが広がるおんなサンセット街道を横目に、路地を入ると見えてくるのが、今回ご紹介する物件。歩いて30秒でナチュラルビーチにたどり着けるという絶好のロケーションです。
こちらの物件は完全プライベートでの利用が可能になっており、外側から中が見えないようになっています。事前に通知されていた暗証番号を合わせ、キーボックスから鍵を受け取り入室するセルフチェックインスタイルなので、コロナ禍で人との接触をなるべく避けたいとお考えの方も安心です。
エントランスを開けると広がるのは、立派なガーデン。シンボルツリーのバナナのほか、シークワーサー、ドラゴンフルーツ、パパイヤ、コーヒー、パッションフルーツなどたくさんの果樹や、花々、ハーブなどが出迎えてくれ、ここが南国であることを実感します。
私が訪れた4月上旬はバナナが実っていました。いつ訪れても何かしらの果物が実り、花が咲いているのだそう。なんて、楽園なんでしょう……!
ひさしの下には4人以上は座れるガーデンテーブルに加え、ハンギングチェアも設けられています。ここでなら子供たちが遊びまわっても、周りの目を気にせず安心して過ごせそうです。大人たちも丁寧に手入れされた立派な庭園を眺めなら、海風に吹かれ、リラックスしたひとときを過ごせるはず。
ちなみにこちらの物件、ペットの同伴もOK(1匹につき小中型犬2,000円、大型犬3,000円/泊)。完全に仕切られた広いお庭なので、愛犬もストレスなく過ごせそうです。
さらにレンタル料4,000円を支払うことで、BBQグリルを借りることもできます。プライベートガーデンなので周りを気にせず、自分たちだけで落ち着いてBBQを楽しめるはず。
■船室みたいにコンパクトで機能的な完全プライベート一軒家
おうちは「HACOBUNE」と表札にある通り、船のキャビンをイメージしてリノベーションされており、コンパクトながら機能的な造りになっています。
玄関を開けて中に入ると、目の前にはカウンター席、そしてその奥にキッチンが見えます。玄関側の壁には、32型ハイビジョンテレビも設置されています。
窓際には向かい合わせのソファ席があります。食事を楽しめるだけでなく、光回線が通っているので、ワーケーション時の仕事場としても役立ちそうです。
ちなみにテーブルにはウェルカムスイーツと、メッセージカードが置かれていました!
玄関左手には小上がりになった寝室があり、シングルベッドが2台隣り合わせで並んでいます。高反発マットを重ねているそうで、寝心地もばっちり。枕元にはコンセント、ベッドランプもあります。3人で宿泊する場合は、ソファをベッドにトランスフォームしてくれるそうです。
キッチンにはIHコンロに電気ケトル、炊飯器、トースター、電子レンジ、スムージーメーカーなどを完備。冷蔵庫は大容量なので、大量の食材を買い込んでも問題なさそうです。
鍋やフライパン、油、塩、胡椒などの基本的な調理器具に、食器やカトラリーなど、調理や食事に必要なものはほぼ揃っているので、長期滞在でも安心。コーヒー豆やディーバッグもあり、ホッと一息つきたいときに嬉しい心配りだと感じました。
寝室の奥の扉を抜け、廊下を歩いた先にあるのがバスルーム。ホストさんがリノベーションを一番頑張ったエリアだそうです。手前の洗面台の鏡には女優ミラーが設けられ、ヘアドライヤーや歯ブラシ、タオルなどのアメニティも完備。トイレのほか、洗濯機、ガス乾燥機もあるので、長期滞在時の洗濯の心配もなさそうです。
右手のシャワールームには、猫足バスタブが! 沖縄の住宅にはあまり湯船がないそうなので、これは貴重。旅の疲れもしっかり癒すことができそうです。
もちろん、シャンプーやコンディショナー、ボディソープも設置されています。
物件の周りには、おいしい飲食店やパン屋さん、ヒーリング、マリンショップ、キャンドルショップなども揃います。私は車ですぐの場所にある読谷村のベーグル屋さんでベーグルをテイクアウトし、翌朝の朝ごはんにコーヒーと共にお庭で味わいました。
何か困ったことがあった際もAirbnbのアプリを通じホストにメッセージを送れば、すぐに対応してくれます。今回宿泊した物件のホストさんはスーパーホストというゲストに素敵な滞在を提供して高い評価を受けている経験豊富なホストさん。Airbnb初心者の方は、スーパーホストさんの物件を選ぶのがいいかもしれません。
こちらのホストさんは、カヤック(経験者のみ)、ライフジャケット、自転車の貸し出しを行っているほか、犬と体験可能なSUP、シュノーケル、ダイビング、陶芸体験(ろくろorシーサー)、ヒーリング(オステオパシー、エサレン、タイマッサージ)、プロによるロケーションフォトやスタジオフォトなどのアクティビティの紹介も行っています。
ホテルでは体験できないようなプレミアムなステイや、穴場物件での滞在が叶うAirbnb。観光やビジネス、ワーケーションやリゾート利用にチェックしてみるのも良さそうです。