サンリオとNTT東日本は「ハローキティロボット」を製作し、法人向けコミュニケーションロボットソリューションとして、8月18日に販売開始する。価格は月額75,900円から(リース契約、契約期間5年の場合)。予約受付を4月22日に開始した。
高さ約33cmの小型のデスクトップ型ロボットで、NTT東日本が提供するコミュニケーションロボット向けの音声認識・音声合成機能「ロボコネクト」に対応。ハローキティの声で発話して、身振り手振りで人と会話できるようにした。オフィスの受付や、観光施設・駅での案内、プログラミング教育や介護施設での活用を見込む。対応言語は日本語で、初年度の販売台数は100台程度を想定している。
従来、NTT東日本がロボットソリューションとして提供してきた機能に加え、新たに子ども向けのレクリエーション機能も装備。「ロボコネクト」に対応する付加アプリケーションを活用することで、幅広い活用シーンに対応する。
人手不足への対策や、新型コロナウイルス感染症などの感染防止を目的とした非接触・非対面ソリューションへの需要が高まっていることを背景とし、創業当初からの企業理念である「みんななかよく」の達成を目指すサンリオと、ロボコネクトによるコミュニケーションロボット「Sota」を活用したソリューションを提供するNTT東日本がタッグを組んだかたちだ。
主な特徴は以下の通り。
- ハローキティの声を忠実に再現
- ロボコネクト対応の多様な付加アプリケーションを活用可能
- 発話内容や対話シナリオを自由にカスタマイズ可能
- チャットボットで蓄積した音声データをもとに、利便性の高い案内役に進化
利用にはインターネット接続環境とWi-Fiサービスによる無線LAN環境が必要。また、活用方法によってはオプションでアプリケーションの契約が必要で、その場合は別途料金が発生する。
サンリオとNTT東日本は今後もユーザーのニーズを汲み取り、さまざまな企業や地域における課題解決に向けたサービスの改善・向上、さらなる利用シーンの拡大、キャラクターロボットの拡充を検討し、引き続き新しい体験や価値を提供するとしている。
NTT東日本とサンリオは本日4月21日に記者説明会を実施。詳細は追ってレポートする。