子ども関連の出費がかさむ子育て世帯。小さな子どもにも何かとお金はかかりますが、一方で、将来の教育資金や自分たちの老後資金もしっかり備えておきたいですよね。
出費が多い中で貯蓄もとなると、やはりできるだけ節約に励みたいもの。では、実際に節約で効果を出すには、何をすればいいのでしょうか。
そこで、マイナビニュースでは、高校生以下のお子さんをお持ちで貯蓄1,000万円以上の会員を対象に、「最も効果的だと感じる節約法」をオンラインアンケートで調査しました(2022年4月11日実施、98名が回答)。
実にバラエティーに富んだ回答がありましたが、主に、以下の4つの方法に節約効果を感じている人が多いようです。
1.格安SIMや格安スマホなどで通信費を抑える
2.安く買えるスーパーなどを活用する
3.光熱費、固定費などを削減する
4.食費を抑える、嗜好品をガマンする
貯蓄1,000万円以上の世帯では、具体的に、どのような節約をしてお金を貯めているのか気になりますよね。実際のアンケート結果をご紹介しましょう。
■1.格安SIMや格安スマホなどで通信費を抑える
今回のアンケートでは、格安SIMや格安スマホ、Wi-Fiの活用や、スマホプランの見直しなど、通信費を抑えることが最も効果的だ、と回答する人が特に多かったです。
・格安スマホに変える ・スマホプランの見直し
・携帯電話を割安プランにする
・スマホの契約会社を変更
・格安SIMに変える
・スマホの使用は極力家のWi-Fiで行うように子どもに言い聞かせる
・スマホの格安化は必須。電波が悪いこともあるが慣れればどうってことない
・楽天モバイルで1ギガ以内に抑えて無料で使っていること
・格安スマホに買い換えたら月に2500円安くなりました。 年間3万円節約できたので投資に回しています
・携帯電話会社を変更して月額料金0円に抑えられた
通信費を抑えている家庭は非常に多く、また、大幅に節約できたという回答も目立ちました。「利用に問題ない程度なら電波状況は気にしない」「浮いたお金で投資」など、通信費の節約と上手に付き合っている人が多い印象です。
■2.安く買えるスーパーなどを活用する
激安スーパーや業務スーパーなど安く買える店で購入する、まとめ買いするなど、買い物をする場所や買い方を工夫することも、節約効果が高いようです。
・激安スーパーが有効
・激安スーパーでたくさん買って冷凍保存している
・業務スーパーでまとめ買いをすることです
・安いところで食料品を買う
・スーパーの割引商品の購入
・値引き食品を購入してますよ
・スーパーのタイムセールの利用
・チラシの安売り商品を多めに買う
・食品、日用品は特売の時に買う
・ストックは一番いいと思う
買い物の場所を変えるだけで節約できることもありますので、安く買えるスーパーが近くにあるならぜひ活用したいですね。また、割引商品や特売など、買い物のコツを抑えている家庭も多いようです。
その他には、ウェルシアや100均の活用、コンビニを避けるなどの工夫も見られました。
・ウェルシアの割引活用
・100均を活用
・生活雑貨の無駄遣いを減らすことで、物も増えず、スッキリした生活ができる
・毎日のコンビニをやめる
・飲み物をコンビニ等で買わずに水筒を持ち歩く
また、日々の買い物以外には「中古車、中古マンション」という回答も。新車や新築にこだわらないことで購入価格を抑える、買い物上手な人もいるようです。
■3.光熱費、固定費などを削減する
光熱費や固定費などの削減で節約効果を実感する人も、少なくありませんでした。
・生命保険の見直し
・家のローンの見直し
・電気・ガスの乗り換え
・塾や家庭教師をつけない
・電化製品の買い替えによる省エネ
・太陽光発電している
・光熱費で、お風呂は保温状況にせずに、お湯をはったらすぐに保温OFFにしています
保険や住宅ローンの見直しのほか、太陽光発電、塾や家庭教師をつけず教育費を抑える家庭も。電化製品の買い替えやお風呂を保温にしない工夫は、ぜひ参考にしたいですね。
また、以下のような具体的な回答もありましたので、ご紹介します。
・車を軽自動車に変え、遠くまで行けなくなり、実質、無駄使いが減った
・車の整備費用。車検をディーラーでしていたのを他でやるようにしている
車関連の節約はおろそかにしがちですので、一度見直すと使う金額が抑えられるかもしれません。
■4.食費を抑える、嗜好品をガマンする
「食費を抑えるのが節約には効果的」との意見も、複数の人から挙がっていました。
・日頃の食材費の節約
・必要のない食費の削減
・外食を控える
・自宅で飲む
・毎日手作り弁当
無駄使いや外食をやめる、弁当を持参、お酒は自宅で飲むようにするなど、日々の積み重ねによって大きな節約効果を感じている人が多いようですね。他には、「タバコなどの嗜好品をやめた、ガマンしている」という回答もいくつかありました。
なお、食費や嗜好品ではありませんが、「健康でいること」を最も効果的な節約法として挙げている人も。健康でいれば医療費を抑えることができますので、納得の回答です。
また、心の健康も重要でしょう。心が穏やかであれば、ストレスによる衝動買いなど、節約に逆効果な行動を取ってしまう恐れも少なくなります。どのような節約をするにしても、心身が健康で、充実した日々が過ごせることを大切にしたいですね。
■優先度の低いものから節約してみよう
貯蓄1,000万円以上の世帯では、どの家庭でも、効果的な節約法を実践しているようです。とても具体的な回答が多く、節約の習慣が自然に身についていると感じました。
なお、無理なく節約するには、優先度の低いものから手を付けることがポイントです。「削っても構わない出費」を見つけると、節約を継続しやすく効果を実感しやすいでしょう。