女優の岸井ゆきのが、初のフォトエッセイ『余白』(7月15日発売予定 NHK出版)をすることが決定した。

岸井ゆきの初フォトエッセイ『余白』

主演映画『ケイコ 目を澄ませて』(22)が第72回ベルリン国際映画祭〈エンカウンターズ部門〉へ正式出品されるなど、話題作への出演が続く岸井。初のフォトエッセイは、30歳の節目の年に「今しか手元にとどめておけないものを、残しておく」という彼女のすべてが分かる唯一の書籍となる。

エッセイでは、デビューのきっかけや、作品に臨む姿勢、撮影現場の舞台裏といった仕事にまつわるエピソードはもちろん、子どもの頃にハマっていたことや高校時代の苦い思い出、家族や友人への思い、恋愛や子どもを持つことについての気持ちなどもつづられる。

また、岸井のパーソナリティに触れる複数の場所で撮り下ろしたポートレートは、等身大の30歳の女性としての魅力から、天真爛漫に撮影を楽しむキュートな表情まで百数十点にも及ぶ。さらには岸井自身がプライベートで撮りだめた秘蔵スナップも。

■岸井ゆきのコメント

自分が本を出すなんて考えもしない未来でしたが、あまりにも速く過ぎていく時間の中でいつか思い出せなくなる今とその思いを、こういった形で残そうと決めました。この本を作っていく中で、改めて様々なことを振り返り、自分でも驚くほど変わらない情熱と変わらない生活の中で、でも着実に確実に変わり続けているんだなと。 文章はもちろん、このために撮り下ろしてもらった写真は、友人とお散歩している時のようなリラックスした雰囲気での撮影で、ありのままの私が切り取られています。是非手に取ってみてください!