PayPayは4月20日、運転免許証のICチップを利用した本人確認手続きに対応した。Android版で先行提供しており、iOS版でも近日中に開始する。
運転免許証の撮影ではなく、ICチップに記録された情報を用いる本人確認方法は、キャッシュレス決済事業者としては初めて実現した機能だ。利用にあたっては、免許証発行時に登録した数字4桁×2組の暗証番号が必要となる。
PayPayでは、ユーザー間の送金や銀行口座への出金などの機能を利用するユーザーに対して本人確認を実施している。確認方法は複数用意されており、指示に従って本人確認書類や顔写真を撮影する方法のほか、2021年11月からはマイナンバーカードの記録情報を用いた公的個人認証サービスにも対応した。
運転免許証のICチップを利用した本人確認についても選択肢のひとつとして追加されるもので、すでに本人確認が済んでいるユーザーや他の方法を希望するユーザーに強制するものではない。