俳優の濱田龍臣が、5月17日にスタートするカンテレのドラマ『武士が、マックで店員になった件。』(毎週火曜24:25~ ※関西ローカル、全3話)に主演することが20日、明らかになった。
濱田演じるごく普通の就職浪人生・太田信中は、ある日記憶喪失の“武士”姿の男(伊藤淳史)に出会う。ふびんに思った信中は武士を連れて帰るが、好奇心旺盛な武士は、一口食べたハンバーガーにほれ込み、信中と同じハンバーガーショップで働くことに。平穏無事に生きることを願っていた信中だったが、さまざまな出来事に巻き込まれながらも友情を育み、ともに働くことを通じて“仲間”になってゆく。そんな武士の記憶が戻るカギは、意外なところに。果たして武士とは何者なのか。
バイト仲間を演じるのは、綱啓永、なえなの、アイクぬわら、佐藤真弓、ダンディ坂野。綱演じる羽嶋英世は、明るくてお調子者の男子大学生で、人情に厚く涙もろい一面もあるが実は秘密を抱えている。なえなの演じる徳川いえるは、天真らんまん&天然の女子高生で、受験勉強と夢の実現のはざまで葛藤中。アイクぬわら演じるエドゥアルド八助は、モザンビーク人の父と日本人の母を持つハーフ。工業系の大学に通っていることから意外な才能を発揮する。佐藤演じる前田寿恵は、SNSに詳しくアプリを使いこなす主婦。ナゾのイケメンと密かに連絡をとっているが……。ダンディ坂野が演じるのは、時代劇好きで、真面目な店長。店員たちのために、いつも“あること”をしている。
また、ドラマのテーマに賛同したマクドナルドがロケ地や実技指導において特別協力。ハンバーガー作りやリアルな店内の様子が楽しめるのも見どころだ。
キャストのコメントは以下の通り。
■濱田龍臣
――台本を読んだ時の感想を教えてください。
『武士が、マックで店員になった件。』というタイトルからしてすごくインパクトが強いけれど、作品の伝えたいメッセージは純粋でシンプルなので、“なんか面白そう”くらいの気持ちでいろんな方に見ていただきたいと思いましたし、自分の将来に悩んでいる方たちに、少しでも勇気と力を与えられるような作品になるだろうなと感じました。
――濱田さん演じる太田信中の印象は?
“現代の若者”というイメージがあるので、多くの方が信中に共感できるのかなと思っています。自分は幼少期の頃から芸能の仕事をやっていることもあり、アルバイトも経験したことがないので、“これが普通の20代前半の男の子だよな”と思いながら演じています。
――伊藤淳史さんとの共演についてはいかがですか?
とても優しい方ですし、出身地が同じ千葉県でした。僕が幼稚園くらいの頃から家族で行っているパン屋さんや、おいしいホルモン焼き屋さんを伊藤さんも知っていて。お互いの地元も自転車で15~20分くらいの距離でした(笑)。同じく千葉出身の綱(啓永)くんも一緒に、地元トークで盛り上がっていて楽しいです!
――視聴者へメッセージをお願します。
このご時世のなかで将来に悩んでいる若い方たちに、“頑張ろう”という前向きな気持ちになってもらえるような、少しでも光を与えられるような作品にしていきたいと思っています。すごく現代的で身近なストーリーになっているので、多くの方にぜひ見ていただきたいです。
■伊藤淳史
――台本を読んだ時の感想を教えてください。
非現実的な物語だけど、誰もが大好きな「マクドナルド」という現実の世界と融合していることで、タイムスリップしてきた人間のリアリティーが生まれるのかなと感じました。この作品の世界観にスッと入り込めて、ワクワクするような楽しい気持ちになりました。
――伊藤さん演じる武士の印象は?
物語の中で“アジリティ”という言葉が出てきますが、現代の世界に順応していく武士は、すごく適応力が高いと感じました。誰もがそう簡単には出来ないことをこなしていく武士の人間力を意識して演じています。
――濱田龍臣さんとの共演についてはいかがですか?
お芝居しつつも周りをよく見ているなと感じましたし、親しみやすさから現場に一体感が生まれてすごく楽しいです。あと、子役出身であり、千葉県出身という共通点にビックリしました! まさかの綱くんも千葉県出身ということを知って盛り上がり、すぐに仲良くなりました。
――視聴者へメッセージをお願いします。
物語がすごくいいテンポで進んでいくので30分があっという間に感じると思いますし、ファンタジーと現実世界が混ざり合った不思議さと面白さがあり、楽しいドラマになっていると思います。最後には驚きのサプライズも待っているので、ぜひご覧ください。