フィッシング対策協議会は4月19日、NHK(日本放送協会)をかたるフィッシングサイトに注意を喚起した。同日13時時点でフィッシングサイトは稼働中。類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあると警告している。

  • フィッシングメール文面の例(フィッシング対策協議会の発表より)

確認されているフィッシングメールの件名は「【NHK】ご利用手続きメール」というもの。利用規約が改定され、アカウントの登録が必要として、フィッシングサイトへのクリックを促す。

同協議会はフィッシングサイトで、認証情報(NHK プラス ID、パスワード)や秘密の質問、住所氏名、クレジットカード情報、3Dセキュアの認証情報などを入力しないよう呼びかけている。また、NHKも同じく、フィッシングメールのリンクを押したり、開いた先の入力フォームで情報を入力したりしないよう注意喚起している。

同協議会によると、4月18日にも日本年金機構 (ねんきんネット) をかたるフィッシングサイトが確認されているという。フィッシングサイトは本物のサイトをコピーして作られるため、本物か偽物かを見分けることは難しい。同協議会では、個人情報の入力をWebで求められた際、入力する前に似たようなフィッシングや詐欺事例がないか確認することを推奨している。