沖縄出身のお笑いコンビ・スリムクラブの真栄田賢と内間政成が17日、沖縄・那覇の国際通りで行われた「島ぜんぶでおーきな祭 第14回沖縄国際映画祭」のレッドカーペットイベントに登場した。
新型コロナウイルスの影響で過去2年は開催せず、今回、感染予防・拡大防止に努めて3年ぶりに開催された「国際通りレッドカーペット」。大勢の観客が熱い視線を注ぐ中、映画祭のゲストや関係者ら133人がカーペットを歩いた。
スリムクラブは、手を振ったり、頭を下げたりしながらカーペットを歩き、観客への感謝の気持ちを表現。内間が「国際通りはもともとずっと歩いていたんですよ」と慣れ親しんだ通りであると言うと、真栄田も「そうそう。実家もすぐそこで、この辺で遊んでいたんですよ。そんな場所で歩かせてもらえるなんてありがたいです。感謝でございます」と語った。
この日をもって「よしもと沖縄花月」が閉館を迎える寂しさも吐露。真栄田は「やっと地元に劇場ができたんですけど、それがなくなってしまう。悲しいですよね」と述べ、「だけどまた絶対チャンスがあると思うので。内間が何か大きいことをすると思います」と話すと、内間も「そうですね。終わりではなく始まりかなと思っています。これから新たなスタートを…」と同調した。
そして、「冗談じゃないですよ」と口をそろえる2人。真栄田は「我々がもっと力をつけて、劇場を作れるような芸人になって、また劇場を作りたいと思います」と力強く語った。
2009年にスタートした「沖縄国際映画祭」は、沖縄全域を舞台にした総合エンタテインメントの祭典。第14回となる今年は、4月16日~17日の2日間、オンラインコンテンツも交えて開催。沖縄県が本土復帰50周年の節目ということもあり、沖縄を舞台にした作品を那覇市・桜坂劇場にて上映し、本土復帰50周年企画展示も実施する。