お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、17日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)に出演し、不倫が発覚した芸人の仕事復帰について持論を述べた。
お笑いコンビ・天竺鼠の瀬下豊は14日、『週刊文春』で複数の女性との不倫などが報じられたことを受けて、ツイッターで「この度は私の無責任な行動で傷つけてしまった女性の方々に心よりお詫び申し上げます。また、一部メディアの記事内容によりご迷惑、ご心配をおかけしましたファンのみなさま、関係者のみなさまにも重ねてお詫び申し上げます」と謝罪。「自分のこれまでの行動を反省し、当面の間、芸能活動を控えることにします」と発表した。
このことについてコメントを求められた松本。「うーん……」と考え込み、「瀬下もそうですし渡部もそうですし、いろいろな人たちが……」と芸人としての仕事復帰の難しさに思いを巡らせ、「芸人を続けたいというのであれば、やっぱりどこかで究極の開き直り芸を作るしかないよね。それを誰がやるんだろうかって。瀬下がそうなるのか、渡部がどこかで突き抜けるのか」「いい意味で開き直り芸というものを身につけるというか、そういうカテゴリみたいなものを。『アメトーーク!』で開き直り芸人の回ができたらいいなと思うんですが」と思案した。
さらに、「先輩として芸人としてそう願っちゃうんですよね」と本音を吐露し、「反省しているといっても、バレたことにショックを受けているだけじゃないですか。正直に言うと。たぶんそうじゃない? バレたことに『うわ! バレてもうた!』でショックを受けているから、謝ってるわけじゃないですか」と指摘。
「誰かがそういう扉を開けてほしい。ダウンタウンを18から40年やってきましたけど、結局がんばったところで半分の人ぐらいにしか好かれないですからね。あと半分は俺のことを嫌いか、一番たちが悪いのは興味がない。そんな人たちがいっぱいいるんですよ。そんな人たちに何かを訴えかけられる芸ができれば、そこそこ行けるんじゃないのかなって」と自身の経験にも重ね合わせ、「たぶん、瀬下のことを知らんかった人もある意味、興味は持ってしまったわけですよね。そういう人たちを取り込むという何か芸が身につけられたらいいのになぁと思ってしまうんです」と芸人ならではの見解を示していた。