JR東日本は、「TRAIN SUITE 四季島」の運行開始5周年と鉄道開業150年を記念し、10月28~30日に催行する2泊3日の記念コースについて発表した。

  • JR東日本のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」。運行開始5周年を迎える

記念コースの1日目は、100年以上の歴史を誇り、国指定重要文化財でもある東京駅を特別に見学する。普段は訪れることのできないエリアなどを訪ねるほか、東京ステーションギャラリーで開催される「鉄道開業150周年記念展」を鑑賞し、鉄道の旅への造詣を深める。

夜は、東京駅丸の内駅舎内にある東京ステーションホテルで前夜祭(ウェルカムパーティー)を開催。「四季島」テーマ曲の作曲家、佐藤直紀氏のトークとともに、「四季島」初代総料理長で、現在は料理監修を務める岩崎均氏が一夜限りの特別ディナーを提供する。この日は同ホテルで宿泊し、2日目に上野駅から「四季島」に乗車する。

  • 「TRAIN SUITE 四季島」 運行5周年・鉄道開業150年記念2泊3日コースの行程(1日目)

  • 「TRAIN SUITE 四季島」 運行5周年・鉄道開業150年記念2泊3日コースの行程(2・3日目)

2日目以降の「四季島」の行程は、10・11月出発の1泊2日コース(山梨)と同じ。2日目は、新潟・燕喜館での古町芸妓の舞踊鑑賞や「四季島」総料理長の佐藤滋氏によるフレンチのディナー、3日目は勝沼のワイナリー見学や「割鮮 岡」による日本料理など楽しむ。

2名1室利用時、1名あたりの料金は56万~70万円。6月30日18時まで、「TRAIN SUITE 四季島」公式サイトまたは案内パンフレットに同封された専用申込書で申込みを受け付ける。申込み多数の場合は抽選となる。

  • 冬の2泊3日コースは「東北の長い冬に息づいてきた、手仕事のぬくもりと幻想的な民話の世界への旅。」をテーマに運行される

  • 冬の1泊2日コースの行程

  • 冬の2泊3日コースの行程

2022年度冬コースの運行日程とルート、申込受付期間もあわせて発表された。「東国の冬日の光を受けて、聖なる社の森から太平洋をめぐる旅。」をテーマに関東の絶景を巡る1泊2日コースと、「東北の長い冬に息づいてきた、手仕事のぬくもりと幻想的な民話の世界への旅。」をテーマに東北の文化や手仕事、雪国ならではの景色を体感できる2日3日コースを設定する。

1泊2日コースは2022年12月から2023年3月までの土曜日(一部の日を除く)、2泊3日コースは2022年11月29日から2023年3月28日までの火曜日(一部の日を除く)を出発日とする。このうち、JR東日本びゅうツーリズム&セールスが販売する商品の旅行代金(2名1室利用時の1名料金)は、1泊2日コースが37万~50万円、2泊3日コースが55万~75万円。申込期間や申込方法は記念コースと同じとのこと。