女優の木村多江が、日本テレビ系ドキュメンタリー番組『NNNドキュメント’22』(毎週日曜24:55~)で17日に放送される『雨やどり』(北日本放送制作)で、ナレーションを担当する。
番組に登場するのは、不登校の子どもたち、夫の暴力に悩む女性、刑務所を出た後に行くあてのない元受刑者など、様々な事情を抱えた人たちが身を寄せるコミュニティハウス「ひとのま」(富山県高岡市)。運営する宮田隼さんは「支援はしていない、ただ家を開けているだけ」と笑う。
彼自身もまた、過去に暴力を受け、こころに孤独を抱える一人だった。孤独を感じたときに居場所となれる場所。何かがあってもなくてもフラッと立ち寄れる場所。生きづらい世の中でひとときの雨やどり……“ひとのま”に集まる人たちに密着していく。
ナレーション収録後、木村は「誰の心にもある孤独に寄り添えるようなひとときをお届けできればと思います」とコメント。
制作を担当した北日本放送の坂田衛ディレクターは「木村多江さんの語りからは、『包み込むような優しさ』を感じています。それは“そばに寄り添う”ような感覚です。この“そばにいる”ことは、今回の番組テーマでもあります。木村さんの声を通して、テレビを観た方に『居場所って何だろう?』と考えていただければ幸いに思います」と話している。