キャリアデザインセンターは4月12日、「女の転職type」が実施した「販売職」についてアンケート調査の結果を発表した。調査は2月21日〜3月7日、女性725人を対象に行われたもの。
まず、販売未経験者に対して販売職に興味があるか聞いたところ、「まったくない」が35.1%で最多となった。「まったくない」「どちらかというとない」の回答は合わせて67.5%で、「すごくある」「どちらかというとある」の合計27.6%よりも2.5倍ほど多い結果となっている。
販売職のイメージを聞いてみると、最も多かったのは「土日に休めない」で56.1%、次いで「ノルマがきつい」が45.6%、「体力的にきつい」が36.4%が続いた。その他にも「顧客から理不尽なことを言われそう」「終業時間が遅い」などマイナスイメージが目立った。
どのような条件がそろえば販売職に転職してみたいか尋ねると、「給与が今より上がる」が44.1%で最多となり、以下「ノルマがきつくない」(43.3%)、「土日に休める」(42.3%)が続いた。
販売職経験がある人に対し、販売職という職業について聞いてみると、84.2%が「土日に休めない」と回答。そのほかには「給与が低い」(61.1%)、「未経験でも挑戦できる」(58.6%)が続いている。
販売職に向いている人の特徴については、1位「コミュニケーション力が高い」(84.2%)、2位「ストレス耐性が高い」(68.0%)、3位「柔軟性・調整力が高い」(63.5%)という結果に。
2020〜2021年に販売職経験がある人にコロナ禍による影響があったかを聞いたところ、最も多かったのは「勤務日数が減った」で40.5%、次いで「給料が減った」(36.9%)、「退職者が増えた」(27.4%)が続いた。「とくに変わらない」は21.4%にとどまり、約8割の人が何らかの影響を受けている事が分かった。
現在販売職の人に、今後希望するキャリアについて尋ねると、1位は「まったく別の業界・職種に転職したい」(74.6%)となった。また「同じ販売職を続けたい」「店長、ストアマネージャー」と答えた人は2割以下にとどまっている。