東京駅から北陸新幹線で、約2時間10分。富山駅周辺は新幹線開通後も再開発が進み、日々新しい街へと生まれ変わっています。
そんな富山駅に2022年3月18日、新たな話題のスポット「MAROOT(マルート)」がお目見え! 1F~4Fには約72店舗のショップが入り、上層階には全てのお部屋に大きな窓がついた絶景ホテルも開業。ここだけで、富山のポテンシャルの高さをじわじわ体感できます。
記事の後半には、「ぐるっとグルメぐりクーポン」を使って、お得においしく市内観光をしてきました。富山を楽しみ尽くす、お手軽ぶらり旅をお楽しみください!
「新感覚の楽しい!」が詰まった注目のスポット
2022年3月18日、富山駅すぐ横というアクセス抜群の場所にオープンした複合施設「MAROOT(マルート)」。駅からすぐだから、立地はまさに神。雨の日でもサクッと立ち寄れて、あらゆるシーンで重宝します。
地上12Fのビルには、1Fから4Fまでの間に約72店舗のショップが出店しています。富山の人に必要なものをまるっと揃え、地域の根底を支える役目を担い、気軽に過ごせる商業施設を目指して作られました。
ショップの構成は、暮らしに必要な「衣」・「食」・「住」がすべてそろう魅力的なラインナップ。そのうち半数ほどは、"食"に関するお店! いっぱい歩いて、食べて、食べて、飲んで、飲んで……。きょろきょろ楽しく迷いながら、いろんなグルメを満喫できます。
マルート行くなら、ここがおすすめ
中でもおすすめは、「美しい富山の味」と書く「バール・デ・美富味(みとみ)」。こちらは、富山の地酒をカジュアルに楽しめる日本酒バル。店内には、富山初となる「日本酒のリキュール醸造所」も併設しています。
聞けば、「富山県酒造組合」に加盟している全19蔵のお酒をすべて扱っているのだとか! 日本酒好きにとっては、まさにパラダイスですよね。
どんな日本酒があるのか、ワクワクしながら散策すると……
目の前に、25種類の地酒が出るタップが出現! なんと、ここからフレッシュな生酒を冷えた状態で提供してもらえるんです。
ラインナップは、ワイン用の酵母でつくったお酒や満寿泉の最高傑作と言われるプラチナ色のお酒など、どれも惹かれるものばかり。日本酒好きなら、ぜんぶ飲みたいぐらい! 富山の"日本酒の新聖地"と呼んでも過言ではありません。
他にも、エディブルフラワーを氷で閉じ込めた見た目も華やかな日本酒カクテルやノンアルコールのメニューも充実。「日本酒が苦手……」という人も、ひと味違う日本酒体験を満喫できます。
そして、見つけた瞬間「か、かわいい!」と声を上げてしまったのが、「flambe(フランベ) マルート富山駅前店」のチーズタルト。金沢、富山の射水に続き、マルートが3店舗目となります。
食べごたえのある直径7.5cmのタルトは、フォトジェニックなトッピングがツボ。しかも、ぜんぶマルートでしか買えない新商品です。
毎日、揚げたてでカリッカリ。「かりんとうまんじゅう」で有名な「放生若狭屋(ほうじょうわかさや)」が、「放生若狭屋 マルートファクトリー」として若い層向けにオープン!
パッケージもモダンに生まれ変わって、ミニサイズをグラム単位で量り売りしています。こしあんやさくら餡などの和素材に加えて、クリームチーズ、チョコレートなど洋素材の「かりんとうまんじゅう」を楽しめるのも魅力。
もうひとつ、富山の老舗米菓メーカー・日の出屋製菓産業が手掛ける新ブランド「おこめぢゃや 富山マルート店」もすごいんです!
このお店を推したい理由は、富山名物「富山ブラックラーメン」をイメージしてつくった「富山ブラックだんご」があるから。名前のとおり、見た目はブラック一色。インパクトがあるので、写真を撮ってSNSに上げたくなります。
富山米で作られたお団子は、ほどよい弾力がありもっちもち。濃厚醤油が香ばしく、あらびき黒コショウがピリリときいた大人の味わいです。
富山駅前に出現した癒しの絶景ホテル
マルートでおいしい幸せを抱えたまま、優雅にホテルで過ごせたら……。そんな夢が叶うのが、ここ! マルートと同じビルの5F~12F(最上階)にある「ホテルヴィスキオ富山」です。
こちらは、JR西日本ホテルズの北陸エリア初出店となるホテル。ヴィスキオブランドとしては、大阪・尼崎・京都に続き4店舗目の開業となります。
エレベーターで、エントランスがある5Fへ。扉が開くと、そこはにぎやかな商業施設にあるとは思えない、静かで落ち着いた空間。壁一面に広がる大きな窓からは、明るい日差しがたっぷり降り注ぎます。
さらに、ロビーに置かれた赤いソファの中心部には、富山の河川敷の砂を固めたガラスのアートがお出迎え。見る角度によって色やきらめきが異なり、まるで宝石のよう!
共有スペースの充実度も「ホテルヴィスキオ富山」の大きな魅力。
5Fには宿泊者専用のラウンジがあり、コーヒー、カフェラテ、カプチーノなどが、セルフ形式で飲み放題。さらに富山名物「しろえびせんべい」や「さくら飴」も食べ放題です。
富山に関する本も置かれていて、好きなドリンク片手に、しろえびせんべいをつまみながら旅の計画を練ることができます。
「ホテルヴィスキオ富山」のエレベーターホールは、ちょっと特別。ロビーのアートとは雰囲気の違う、富山の河川敷の砂を使ったウォールアートが楽しめます。フロアごとにアートの印象が異なるのも、リピーターを飽きさせないポイント。
続いては、客室をチェック! 客室数は全182室。お部屋の広さは17.7平米~39.5平米で、9タイプから選べます。
リゾート気分を高めるなら、ホテル最上階に作られたコンセプトフロア「富山」のお部屋がおすすめ。このフロアは、6~11Fの客室より天井高を30cm高くした、開放感のある造り。東側のお部屋からは立山連峰。そして西側からは神通川が望めます。
筆者が訪れた日は、ちょうど良いお天気。美しい青空には、ほどよく雲が広がり、大きな窓が「額縁」となってまるで一枚の絵画のように見えました。
空の色も、雲の形も、ビルに反射する陽の輝きも。同じものはふたつとして存在しないので、そこがまた楽しい! このホテルに来たら五感を開放し、ぜひ一期一会の景色を堪能してください。
ちなみに、西側の客室からは新幹線も見えます。最上階ならジオラマのような眺望を、一番電車に近い6Fなら迫力あるトレインビューを楽しめますよ!
コンセプトフロア「富山」のお部屋には、オリジナルの立山連峰をイメージした富山ガラスのグラスや三助焼きのコーヒーカップ、地元で人気のアルパカコーヒーのドリップパックも用意されています。お部屋にいながらでも、富山を感じられるのは嬉しいですよね。
旅の疲れを癒やす大浴場
ホテル内でゆっくり過ごせるポイントが、もうひとつ。「ホテルヴィスキオ富山」には、庭園を眺めながら湯浴みを楽しめる大浴場があります。
マルートで好きなものを食べて飲んで、ホテルにサクッと移動し、大浴場でまったり……。これぞリラクゼーションの極みです。