春の新生活のスタートはスムーズにきれただろうか。まだまだバタバタが続いているという方も多いかと思うが、油断するとすぐゴールデンウィークが来てしまうので、もうひと踏ん張りして頑張ってほしい。そんな季節に、今回も東京・秋葉原の「マウスコンピューター 秋葉原ダイレクトショップ」にいろいろと情報を仕入れに行ってきた。どうも、新生活用パソコンに、クリエイター向けPCである「DAIV」が人気だというのだ。

  • 「DAIVが飛ぶように売れています」とは、毎度おなじみ、マウスコンピューター店舗営業部の谷萩さん

クリエイター向けのパソコンが新生活ニーズで売れている理由は何なのだろうか。特にノート型の「DAIV 4P」が人気だそうで、注文が集中したため納期も少し長めにみてもらうという状況らしい。「オフィスでも学校でも使える性能と持ち運びのしやすさ、それと値段も含めて、"ちょうど良い"ところが新生活にぴったりだったようです。中でも学生のお客様が選ばれることが多いです」と谷萩さん。DAIV 4Pは内蔵グラフィックスに世代の新しいIntel Iris Xeを積んだCore i7を標準搭載していて、14型の画面ながら薄型で重量も1キロを切る985グラム、バッテリも12時間持つ。見た目もすっきりしたモデルなので、確かに使い勝手がよさそうだ。

  • クリエイター向けモバイルノートPC「DAIV 4P」。スタイリッシュに振った外観もクリエイター向けならでは

  • 10万円台の中盤~後半のモデルが特に学生さんに人気のようだ。在庫が厳しくなってきており、取材時だと納期が5月にまで伸びてしまっていた

  • DAIVノートだと、ワンサイズ上の「DAIV 5N」もオススメ。セールで20万円を切るモデルも

また、近年のあらゆる分野での様々な要因の「値上げ」がパソコン業界に無縁であるはずもなく、今のところ同店で価格改定の発表などをしているわけではないが、「そういった値上げの風潮から、今の値段で買えるうちに買っておこうと先回りするお客様のニーズもあるようです」(谷萩さん)といった状況であるようだ。特価品やコストパフォーマンスに優れるモデルなどは品薄になる可能性が高まると見られるので、買い時を逃がさないように気を付けたいところ。

ほか、近日中に店舗入荷が見込まれる新モデルとして、デスクトップ型の「G-Tune」ゲーミングPCに、「GeForce RTX 3050」を採用したラインナップが加わる予定があるそうだ。NVIDIAの最新世代(Ampereアーキテクチャ)の機能を持つRTXシリーズのGPUでは最もエントリークラスに位置付けられるGPUで、最新機能は使えつつ価格が安い。GeForce RTX 3060や3070ではオーバースペック気味、でもGTX 1650だと制限が厳しい、という隙間を埋める新モデルになりそう。処理速度はそこそこ、でもレイトレーシングは使いたいといった、例えばマインクラフト入門にぴったりの構成のゲーミングPCになるだろう。

  • 今までだと、GeForce RTXシリーズ搭載のゲーミングPCは20万円弱からといったあたりだった。GeForce RTX 3050なら、よりG-Tuneデスクトップを選びやすくなるだろう

  • ほか、店内ではクリエイター向けの周辺機器や、ビジネス向けPC「MousePro」のコーナーを拡充していた。制作用の液晶やタブレットなどは実物を見てから選びたい人も多いだろう

  • ついでに、マウスコンピューター 秋葉原ダイレクトショップではアルバイトスタッフを募集中。「忙しいです…助けてください」(お店の生の声)