WeWork Japanは4月15日、BeyondViewが不動産向けに提供する3Dデジタルソリューションを採用したことを発表した。
これにより、デジタルツインテクノロジーと AI によって物理的空間とデジタル空間を混在させた「未来のフレキシブルオフィス体験」を提供し、日本のオフィススペースのDX(デジタルトランスフォーメーション)を後押しする。
デジタルツインとは、物理的な物体、プロセス、サービスをデジタルで表現したもので、BeyondView は、不動産の高精細デジタル版を作成している。
BeyondView のテクノロジーとAIを活用することで、物理空間とデジタル空間を混在させ、オフィスデザインやレイアウト構築前の空間をあたかも構築後のように再現できる。
そのため、企業の総務やファシリティ担当者がWeWorkの入居を検討する際、ライブストリーミング(オンライン会議)で高精細な3Dによるバーチャルオフィスツアーを体験して、オフィス移転の検討から入居までの意思決定を短縮することができる。
従来、WeWorkでは提案段階において、営業とプロダクトデザインチームが協業して顧客の要望に応じたカスタマイズ設計を構築し、リアルな場で提案していた。
今後は、BeyondView のテクノロジーを活用することにより、レイアウトのデザインやカスタマイズ案を迅速かつスムーズに構築して、顧客に提案することが可能になる。営業とプロダクトデザインチームの業務を効率化して、顧客の入居前から入居後までのカスタマーエクスペリエンスの向上にも寄与する。
また、提案から決定までのプロセスに最新のテクノロジーを活用してデジタル化を図り、新たな商談モデルを確立するという。