大創産業は4月15日、100円ショップ「DAISO(ダイソー)」「Standard Products(スタンダードプロダクツ) by DAISO」「THREEPPY(スリーピー)」の3店舗がワンフロアに集うグローバル旗艦店を東京・銀座にオープンした。「ニトリ マロニエゲート銀座店」の跡地にあたる。

  • 「DAISO」は過去最大級の豊富な品揃え

マロニエゲート銀座2の6階、約1,650平方メートルのフロアにコンセプトの異なる3ブランドが集うことで、初出店となる銀座エリアの老若男女を取り込みたい考えだ。記者会見で同社取締役 鈴木拓氏は「世界中の情報が集まるこの街でトライアンドエラーを繰り返しながら、本当に世界で通用するのかチャレンジしていきたい」と話した。

  • 6階はこのようにワンフロアで3ブランドが集結

  • 会計はブランドごとにレジが用意されているが、まとめての会計も可

フロア内でも一番大きな面積の「ダイソー」

まずはDAISO(ダイソー)。現在、47都道府県に3,790店舗あるが、グローバル旗艦店ということでその品揃えは圧倒的。

特に、これまでの店舗ではあまり見かけることのなかった「駄菓子コーナー」や「造花コーナー」は100円ショップとは思えないほどに世界観が作りこまれている。さらに、フリマアプリで使用できる梱包資材や、環境配慮型商品のラインアップも豊富なのが特徴。

  • メルカリの梱包資材は種類が豊富なだけでなく、店内にはメルカリポストが設置され、梱包から送付までダイソーで完結できる

  • 「見やすさ・選びやすさ・わかりやすさ」にこだわった高級感のあるノートは税抜100円には見えない

  • 植物由来の成分を使用したカップやサトウキビの搾りカスが原料の紙皿など環境に配慮した商品や、食品ロス対策にもなる鮮度保持バッグ、シリコーン保存袋までラインアップは幅広い

  • まるで花屋のような造花コーナーではディフューザーとの組み合わせを提案。インテリアにあわせやすいくすみカラーの増加の種類が豊富

  • 高級感にこだわった化粧品ブランド「UR GLAM(ユーアーグラム)」に加え、他店では即日完売が続いているという東京ガールズコレクションとのコラボ商品も

  • ノスタルジックな雰囲気の駄菓子コーナー

「スタンダードプロダクツ」は3店舗目

「ちょっといいのが、ずっといい」をコンセプトに2021年3月に誕生したブランド「Standard Products(スタンダードプロダクツ) by DAISO」は渋谷店と新宿店に次いで3店舗目の出店となる。

  • 渋谷・新宿に次いで3店舗目の出店となる「Standard Products by DAISO」

シンプルで長く使えて飽きないインテリア商材に定評があり、特に新潟県燕三条産のカトラリーや、岐阜県関市の包丁など、その産地と品質にもこだわっている。銀座店の出店に伴い、新商品となる愛媛県今治市産のタオルや、国産鉛筆が登場する。

  • 吸水性の良い今治タオルは「TZ酸性酵素法」により綿本来のやわらかさと吸水性が長く続く

  • 芯まで国産で、創業70周年の老舗工場が作る鉛筆ブランド。6Bから4Hまで硬度が違う12本セットも販売

リブランディングされた新「スリーピー」

「THREEPPY(スリーピー)」は、これまでのキャラクターグッズを中心とした品揃えからリブランディングを実施。「あいらしい、そして私らしい」をコンセプトに、グレーやピンクなどくすみカラーの"大人可愛い雑貨"を中心としたブランドに生まれ変わった。銀座店は新「THREEPPY」の1号店となる。

  • 新しく生まれ変わった「THREEPPY」

店内の90%がオリジナル商品で、価格帯は約80%が300円、残りの20%が100円〜1,500円。

  • 美濃焼きをトレンドのくすみカラーに仕上げた食器も。和食にも洋食にもどちらにも活躍してくれそう。

  • エジプト綿を使用した上質なタオルは4色展開。使えば使うほど柔らかくなるという

  • 創業50周年企画としてタレントの寺田心さんを「チーフ・ダイソーれた・オフィサー(CDO)」に任命、任命式が行われた。そのほか「ダイソーれたことをやる課」の設置、15歳以下の特別新入社員の募集等、50周年記念企画についても発表された