近畿日本鉄道は15日、観光特急「あをによし」の発売状況について、運行初日となる4月29日分の座席が発売から20分で完売したと発表した。

  • 近鉄の観光特急「あをによし」(4月12日の報道関係者向け試乗会にて撮影)

  • 「あをによし」のツインシート(4月12日の報道関係者向け試乗会にて撮影)

観光特急「あをによし」は、列車に乗ること自体を目的とする旅行、国内から京都経由での奈良観光、コロナ禍後のインバウンドなどのニーズを見据え、大阪難波~近鉄奈良~京都間を結ぶ列車として運行。特急車両12200系を大幅リニューアルした車両19200系(4両編成)を使用し、原則として木曜日を除く毎日、計6便を設定する。朝夕の第1・6便は大阪難波~京都間を乗換えなしで利用可能。第2~5便は京都~近鉄奈良間を往復する。

「あをによし」の乗車にあたり、運賃・特急料金の他に特別車両料金を設定。1名で乗車する場合、ツインシート(1・3・4号車)の利用に限り、自身の乗車券・特急券・特別車両券に加え、こども分の特急券・特別車両券を購入することにより、1人でツインシート2席分を利用できる。近鉄の発表によれば、運行初日となる4月29日分の特急券・特別車両券を4月15日10時30分に発売し、第1~6便の全列車が20分で完売したとのこと。