2023年放送の松本潤主演によるNHK大河ドラマ『どうする家康』の出演者発表会見が15日、オンラインで開催され、松本潤演じる徳川家康とともに困難を乗り越える“チーム家康”のメンバーを演じるキャスト陣が出席。松本は、酒井忠次役の大森南朋と石川数正役の松重豊から“食事係”に任命されたことを明かした。

  • 松本潤

第62作大河ドラマとなる本作は、脚本家・古沢良太氏が新たな視点で、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を描く物語。この日登壇したのは、松本、大森、松本のほか、本多忠勝役の山田裕貴、榊原康政役の杉野遥亮、井伊直政役の板垣李光人、鳥居元忠役の音尾琢真、於愛の方役の広瀬アリス、服部半蔵役の山田孝之だ。

松本は「今回の『どうする家康』を作っていくにあたって、戦国オールスターズと言いますか、たくさんの武将の方たちが出てくる作品になると思いますが、同時にチームとしての徳川がどんな人たちで、どういうふうに描かれるかというところがすごくポイントになってくるとも思っています。私自身も興奮しています」と期待感を口にした。

また、「先ほどご挨拶させていただいたときに南朋さんと音尾さんに、食事係は私と言われた」と明かし、「皆さんにどれだけおいしいものをプレゼントできるかということを考えて、そのためにやっていこうと思うので。私のギャラはすべてそこにいきます」と話すと、共演者たちは次々と「ご馳走さまです!」と感謝した。

最年長となる松重は「食事係が松本さんに決まったら楽だよね。それで人が集まってくるから。食べながら和気あいあいとね。コロナ環境に気をつけながらですが」とうれしそうにコメント。松本は「基本的にできる限りはやりますけど、美味しいところとか、美味しいものも教えてください。よろしくお願いします(笑)。そんな感じで楽しくやっていきたいと思います」と意欲を見せた。

それぞれに食べたいものを挙げ、松重は「俺、変なこと言ったらちょっと外しそう」と苦笑いしつつ「カレーかな?」とコメント。続いて山田は「僕は好き嫌いなくなんでも食べるんですけど、ちょっと今、世の中を見て、みんながあまりにも肉を食べすぎているので、四足の肉は週に1回ぐらいにした方がいいんじゃないかと。頻度が大事。魚とかバランスが重要かと」と栄養バランスを気遣う。

広瀬は「揚げ物です。天ぷらも食べたいです。麺類もお米も好きです」とノリノリに答えると、松本も「いっぱいあるね(笑)。じゃあ美味しいものね」と笑顔でうなずく。音尾は「私は北海道出身なんで、ジンギスカンとか。ちゃんとジンギスカン鍋に乗せた状態でお願いしたい。松本潤ならできるでしょう」という無茶ぶりをして笑いをとる。

板垣は「ラーメンと餃子があると」と言うと、松本は「ラーメンと餃子か! 若いね。いいですね。了解しました」と懐の深さを見せる。

山田は「野菜、きのこ、お魚。マグロ、お肉、お米」とたくさんのものを口にすると、大森は「ウナギですね。東海地方のイメージがあるので」とコメント。それぞれが食べたいものを聞いた松本は「ちょっと献立を考えさせていただきたいと思います」とおちゃめに話した。

撮影はまだだが、すでに「チーム家康」のチームワークを見せられた会見となった。

(C)NHK