ガーミンジャパン(Garmin)は、衛星通信コミュニケーター「inReach Mini」の最新モデル「inReach Mini2」を発表した。4月20日に発売する。カラーはFlame RedとBlackの2色展開。すでに公式サイトで予約を受付ており、価格は52,800円。

  • inReach Mini(左:Black、右:Flame Red)

「inReach Mini」は、双方向通信できる衛星通信コミュニケーター。携帯電波が届かない場所でも、全世界をカバーするイリジウムネットワークを経由し、双方向テキストメッセージングでき、移動の追跡と共有、そして緊急時には民間救助組織GEOSの国際緊急対応連携センターへSOS信号を発信できる(衛星通信を利用するためのサブスクリプション契約が必要)。

新モデルの「inReach Mini2」は新たに「トラックバック機能」と「軌跡記録」を搭載したほか、バッテリーの大幅な長時間稼働を実現した。

「トラックバック機能」は同じルートでスタート地点に戻れるようにナビゲートする機能で、デバイスが定期的に位置情報を自動で記録。軌跡を画面表示する「軌跡記録」と合わせて、安全な往復をサポートするだけでなく、ルートミスなどのトラブルにも役立つ。

また、「軌跡記録」は、進行状況やGPS位置などを地図で確認できるMapShareサービスを使うことで、自宅にいる家族や友人と位置情報を共有することもできる。

対応スマートフォンやGarminデバイスとペアリングすることで、リモート操作にも対応。Garmin Exploreアプリを使えば、旅の計画や地形図へのアクセス、デバイスに同期できるウェイポイントやコースの作成なども可能となる。

バッテリー寿命は約2倍となり、10分間隔のトラッキングモード(アクティビティ記録時)で約2週間稼働するようになった。

  • 画面イメージ

主な仕様は、本体サイズがW51.7×D26.1×H99mm、重さが100g。ディスプレイは176×176ドットの半透過型モノクロで、防水性能はIPX7。

バッテリー稼働時間は、10分のトラッキング間隔/アクティビティ記録時で最大14日間。10分のトラッキング間隔/詳細アクティビティ記録時で最大5日間。30分のトラッキング間隔/アクティビティ記録時で最大30日間。

登録可能ポイント数は1,000、登録可能ルート数は100。付属品は充電ケーブル、カラビナ、クイックスタートマニュアル。

  • 正面・側面