アーティストのデーモン閣下が、きょう14日放送のテレビ朝日系ドラマ『警視庁・捜査一課長season6』(毎週木曜20:00~※初回拡大スペシャル)第1話にゲスト出演する。

左からデーモン閣下、内藤剛志=テレビ朝日提供

2012年7月に『土曜ワイド劇場』からスタートし、2016年4月クールの「木曜ミステリー」枠で連続ドラマとなった『警視庁・捜査一課長』。警視庁の花形部署で、400人以上の精鋭刑事が所属する捜査一課を舞台に、ヒラ刑事から這い上がってきたノンキャリアの“叩き上げ”大岩純一捜査一課長(内藤)が、信頼する部下たちと共に一歩一歩地道な捜査を重ねる“等身大のヒーロー”を描く。10周年というメモリアルイヤーである今年は、“一課長魂”をあますところなく注ぎ込んだシリーズの集大成となる作品を届ける。

第1話で大岩たちが挑むのは、“タイムトラベラー”の異名を持つ大富豪の個人投資家・時岡賢(小手伸也)が殺害された事件。大岩は亡き娘・春菜と同じ名前の女性・新野はるな(新谷ゆづみ)の関与を疑う。やがて、事件は過去と現在だけではなく、“未来”までもが絡む不可思議な展開に。犯人はタイムリープし、時空を超えて現れたのか!? シリーズ史上最も度肝を抜く難事件が描かれていく。

閣下は、はるなが勤めるコールセンターのスーパーバイザー・池母(いけぼ)信人を演じる。スタッフが思い思いのファッションで勤務している中でも、池母はひときわゴージャスで個性的。しかし部下への思いは熱く、はるなを守るべく、事情聴取にやって来た大岩たちを美声で牽制する場面も。閣下のドラマ出演は2008年、『左目探偵EYE』以来14年ぶりで刑事ドラマは初。近年、ロックアーティストとしてだけでなく、朗読劇への出演や絵本の読み聞かせ動画で“イケボ”を披露している閣下が、コールセンターのリーダー役に挑戦する。

■デーモン閣下 コメント

――オファーを受けたときの気持ちを教えてください。

面白い企画を考えるな、と思った。

――コールセンターの“イケボ”スーパーバイザー・池母信人役を演じられましたが、どのような人物像を思い描いて演技されたのでしょうか?

何しろ名前が“イケボ”なので、なるべく“イケボ”で話すことに努めた。“人物像”に関しては……思い描いた人は特にはないが、“若くて個性的な集団”のリーダーに見えるように考えた。演劇なので、いつものデーモンではなく、“池母信人役”になることを。

――共演された内藤剛志さん、ナイツ・塙宣之さんの印象を教えてください。

吾輩は、芸歴は長いが“ドラマ出演”は多くない。つまり俳優との面識も多くはない。内藤剛志氏は初対面であった。とても律儀で丁寧な人柄だな、と感じたのと同時に大柄であることに驚いた。そして、若い! 内藤氏とは、“良い声を保つ工夫”について話をした。また吾輩が先に出演シーンを終えてスタジオを去る時、車の去り際まで見送りにきてくれた。“座長”としても素晴らしいと思った。

ナイツ・塙氏とはバラエティーで何度か一緒になっているが、演技への真摯さを感じた。塙君とは、NHKでの同じ番組(共演ではないが別のコーナー)出演の話をちょっとだけした。

あと、斉藤由貴嬢が帰る前にわざわざ挨拶に来てくれた。彼女とは演劇での共演はないが、約20年前に吾輩が副演をしたミュージカルで、彼女が吾輩が歌う歌の歌詞を書いてくれた。その関連で、多分一緒に会見を行っている。それ以来の再会で、こちらも「律儀だな~」と感銘を受けた。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

デーモンがデーモンとしてではなく、あくまでも“役”をやっている面白さ。そのシュールな感じを見てもらいたい。