iPhoneをめざましに使うといえば、標準装備の時計アプリ。指定時刻にアラームを鳴らすという基本機能はもちろんのこと、もう少しだけ寝たいときに便利なスヌーズ機能も、アラーム音のカスタマイズ機能も装備されています。外観はシンプルながらも機能は充実、かなり洗練されたアプリです。
しかし、時計アプリのアラームは「4月20日の朝5時」といった特定日時に鳴らすことはできません。毎日決まった時刻か、毎週火・木など特定曜日の決まった時刻でなければ設定できないしくみです。単発で日付指定のアラームをセットしたい場合には、ほかのアプリの力を借りることになります。
iOS標準装備のアプリでその目的を果たそうとするなら、「リマインダー」が役立ちます。厳密にいうとアラームではなく通知音、スヌーズを使えないうえにマナーモード有効時は音が鳴らないという決定的な機能差はあるものの、便利に使える場面もあります。
メリットは、アラーム音が鳴り続けないこと。時計アプリのアラームは、止めるかスヌーズしないかぎり鳴り続けますが、リマインダーの場合なにもしなくても20秒ほどで鳴り止みます。ただし、あらかじめ『設定』→「サウンドと触覚」画面にある「リマインダーの通知音」で、「アップリフト」や「オープニング」といった着信音に変更しておきましょう。
デメリットは、前述したとおりマナーモードでは音が鳴らないことと、20秒ほどで自動停止してしまうこと。本来は通知音のためやむを得ないものの、ちょっとやそっとの音では起きられない人にとっては生ぬるいアラームになってしまいます。
なお、リマインダーだけでなく、カレンダーアプリでも同様の使いかたが可能です。いずれにしても通知をアラーム代わりに使うことになりますが、極度に寝起きが悪いのでなければじゅうぶん役立つはずですよ。