ソーダストリームは4月12日、炭酸水メーカーの最新モデル「DUO(デュオ)」を国内向けに発表しました。発売日は4月15日。直販サイトなどを通じ、27,500円で販売します。
新モデル「DUO」はすでにドイツなどでは発売されているモデル。その特徴は、ガラス製のカラフェ(ボトル)に加え、プラスチック製の専用ボトルを併用できることです。
ソーダストリームの炭酸水メーカーは、背面に設置したガスシリンダーの圧力で、専用ボトルに入れた水に二酸化炭素を注入し、自宅で手軽に炭酸水ができる製品です。短時間で飲みたい量だけ炭酸水を作れることや、ペットボトルの購入・処分といった手間が不要なことが特徴。
新モデル「DUO」は、専用のプラスチック製ボトルに加え、ガラス製カラフェが使える同社初のモデルです。
ガラス製カラフェとプラスチック製ボトルが使える「DUO」
これまでも、海外向けに販売しているモデル「クリスタル」ではガラス製カラフェが利用できましたが、ガラス製カラフェとプラスチック製ボトルの両方を併用できるモデルは「DUO」が初。
これにより、重さのあるガラス製カラフェだけでなく、軽量なプラスチック製ボトルで炭酸水を作れるようになったため、持ち運んで使いやすくなりました。
ソーダストリームは基本的に、炭酸水メーカー本体と二酸化炭素を注入するガスシリンダー、炭酸水を入れるボトルがセットになった「スターターキット」式で販売されます。新モデル「DUO」は、「DUO」本体とガスシリンダーに加え、ガラス製カラフェとプラスチック製ボトルの2つがセットになります。ボトルはどちらも繰り返し使える仕様です。
ガスシリンダーは、2022年1月に国内発表されたモデル「TERA」と同じく、シリンダークイックコネクト(ピンクシリンダー)を採用しています。ネジで固定するねじ込み式のブルーシリンダーと異なり、背面のレバーを上げてシリンダーを設置し、レバーを下げて固定するだけという手間のない方法です。
銀色の「フラスコ」にボトルを設置
ボトルの設置方法にも工夫を加えました。これまでのソーダストリームでは、ボトルをマシンに直接差し込んで炭酸水を作っていましたが、「DUO」では「フラスコ」と呼ばれるシルバーのケースに水の入ったボトルを設置し、炭酸注入ヘッドを差し込むことで炭酸化します。
「フラスコ」の採用も、ソーダストリーム製品のなかでは「DUO」が初めて。というのも、ガラス製カラフェとプラスチック製ボトルを両対応させるには、「フラスコ」のような入れ物が必要だったためといいます。
ただ、技術的な問題だけでなく、キッチンに置いたときに見栄えのよいデザインを意識した面も大きいとのこと。ちなみに「フラスコ」はボトルを入れやすい・取り出しやすいように、手前に傾く設計になっています。
「DUO」発表会場で展示してあった実機を使い、実際にフラスコにボトルを入れて炭酸注入ヘッドを差し込んだり、背面のガスシリンダーを設置したりしてみましたが、どちらもバーを上下させたりスライドさせたりするだけで、難しい操作は全くありませんでした。炭酸注入ヘッドの押し込みには若干力がいる印象です。
本体のカラーはホワイト、ブラックの2色。セット内容は、「DUO」本体×1、ガスシリンダー60L用×1、グランドカラフェ(ガラス製カラフェ)1L×1、DWSボトル(プラスチック製ボトル)1L×1。
ボトルはいずれも1Lサイズに対応し、0.5Lボトルは装着できません。また、ねじ込み式のブルーシリンダーも装着不可。本体サイズはW16×D275×H437cm、重さは約2,700gとなっています。
上戸彩さんがソーダストリームで炭酸水を作る!
新モデル発表会の冒頭で、本社のあるイスラエルから中継で登壇したソーダストリーム代表のデイビッド・カッツ氏は、ソーダストリームを使うことで、使い捨てプラスチックボトル(炭酸水をペットボトルで買った場合など)を減らせるとして、「地球環境を守る側面がある」とアピールしました。「ユーザーは炭酸水から入るけれど、結果的にごみを減らし、地球守るムーブメントを起こせる」とも強調。
また、同社のマーケティング部長/ディレクターを務める平野幸恵氏は、海洋プラスチックごみの問題に触れ、「プラスチックは便利だが、(処理しきれないほど)使い過ぎている現状がある。プラスチックを『使わない選択』が、ソーダストリームが提案していること」と話しました。