大和ネクスト銀行は3月29日、ビジネスパーソンの健康づくりに関する調査の結果を発表した。調査は2月18日〜19日、20歳〜59歳のビジネスパーソン1,000人を対象に実施したもの。
まず、自身の身体がどのくらい健康だと思うか聞いたところ、22.4%が「非常に健康である」、60.2%が「まあ健康である」と合わせて82.6%が健康であると回答した。性年代別では、健康である自覚は男性では20代・30代(いずれも88.8%)が高く、50代(72.8%)が最も低かった。女性では20代(88.8%)が最も高く、40代(76.8%)が最も低かった。
次に、自身の心がどのくらい健康だと思うか尋ねると、健康であると答えたのは73.8%だった。身体の健康と比べると、その割合はやや低くなっている。性年代別では、健康だと思っている人は男性では20代82.4%、30代76.8%、40代72.8%、50代69.6%。女性では、20代(76.8%)、50代(74.4%)と比べて30代と40代(いずれも68.8%)が低かった。
自身の健康寿命は何歳だと思うか聞いてみると、「70歳〜74歳」(18.7%)や「80歳〜84歳」(16.6%)に回答が集まり、平均は69.9歳となった。年代別での平均は、20代で68.6歳、30代で69.5歳、40代で69.2歳、50代で72.2歳と、年代が上がるほど高くなる傾向が見られた。
自身の資産寿命は何歳だと思うか尋ねると、「70歳〜74歳」(15.8%)や「80歳〜84歳」(17.6%)に回答が集まり、平均は73.0歳となった。年代別では、20代で70.4歳、30代で73.3歳、40代で71.9歳、50代で76.6歳となった。
健康づくりのために定期的に測定(健康診断除く)しているものを聞くと、「体重」(48.0%)が最多に。次いで、「歩数」(29.9%)、「体温」(21.0%)、「体脂肪率」(20.4%)、「睡眠時間」(17.4%)が続いた。
男女別では、「体重」(男性41.4%、女性54.6%)と「体温」(男性15.2%、女性26.8%)が、男性より女性の方が10%以上高くなっている。年代別では、50代では「血圧」(30.0%)が他の年代と比べて高かった。
健康づくりのためにしていることについては、「なるべく歩いたり階段を使うようにしている」「タバコを吸わない」「外出後は手洗い・うがいをする」(各37.5%)が最も高くなった。
健康づくりを始めたきっかけについては、「見た目・体型の変化が気になった」(28.3%)が最も高く、次いで「健康診断の結果がよくなかった」(17.2%)、「心身の不調を自覚した」(16.8%)、「新型コロナウイルスの流行」(13.5%)、「自分が病気・ケガをした」(8.9%)が続いた。
継続することが難しい健康づくりのための取り組みを聞いたとこ、「運動・スポーツをする」(35.4%)が最多で、以下、「ストレスを溜めないようにする」(29.2%)、「町内会やボランティア活動に参加する」(20.0%)、「お酒を飲まない」(19.8%)、「睡眠時間をしっかり確保する」(18.6%)が続いた。
健康づくりのために、1カ月間に使っている金額を尋ねると、「0円」(35.4%)が最多で、「1,000円未満」は15.2%、「1,000円〜3,000円未満」は16.0%、「5,000円〜10,000円未満」は12.8%という結果に。平均額は4,260円となった。
男女別に平均額を見ると、男性は3,913円、女性は4,607円と、女性の方が694円高い傾向に。昨年と比較すると、平均額は2021年3,673円→2022年4,260円と587円上昇している。