GOENは4月11日、「住宅ローン控除の理解度と活用方法」に関する調査結果を発表した。調査は2月17日~18日、住宅ローン控除を受けている住宅購入経験者503名、および住宅購入検討者512名を対象にインターネットで行われた。

  • 住宅購入時、住宅ローン控除についてきちんと理解できていましたか?

    住宅購入時、住宅ローン控除についてきちんと理解できていましたか?

住宅購入経験者に対し、「住宅購入時、住宅ローン控除についてきちんと理解できていましたか?」と質問したところ、「完璧に理解していた」人は18.3%と2割に満たない結果に。また「大体は理解していた」が56.4%と最も多く、「あまりよく理解できていなかった」が21.9%、「まったく理解できていなかった」が3.4%という結果に。

また、「住宅ローン控除でいくら控除されたか把握していますか?」という質問では、34.4%が「いいえ」と回答。さらに、「住宅購入について、ローンなど金銭面に関して後悔したことは何ですか?」と質問したところ、「住宅ローン控除についてきちんと知っておくべきだった」(23.9%)が最も多く、次いで「収入と支出のバランスについてもっと考えておくべきだった」(20.7%)、「ライフプランをしっかり計画したうえで購入に踏み切るべきだった」(11.7%)と続いた。

  • 金利、頭金が住宅ローン控除に影響することを知っていますか?

    金利、頭金が住宅ローン控除に影響することを知っていますか?

一方、住宅購入検討者に対し、「2022年4月より、住宅ローン控除の制度内容が変わることを知っていますか?」と質問したところ、59.6%が「いいえ」と回答。また、「金利、頭金が住宅ローン控除に影響することを知っていますか?」という質問でも、「いいえ」が53.5%と半数を超えた。

そこで、「住宅を購入するまでの流れについて、現時点でどれくらい把握していますか?」と質問したところ、7割近くが「(あまり+まったく)把握できていない」(67.6%)と回答。控除よりも前に、購入までの流れそのものもよくわかってない方が多いことが明らかに。

さらに、「住宅ローン控除により、現時点でいくら控除されるか把握していますか?」という質問に関しても、7割以上が「(あまり+まったく)把握できていない」(76.2%)と回答。4人中3人が理解できていないことがわかった。