クランク付き携帯ゲーム機「Playdate」、製品版を開けてみたぞ！

出荷目前！クランク付き携帯ゲーム機「Playdate」

朗報です。クランク付き携帯ゲーム機「Playdate」の出荷が目前に迫っています！

2020年1月に貸し出し依頼したPlaydateのメディアレビュー用製品版実機が、2022年4月上旬についに到着しました。貸し出し依頼してから2年以上かかった製品はPlaydateが初めてです！ ……もちろん、お借りできるだけ心底ありがたいと思っています。

Panic「Playdate」179ドル

本来、Playdateは「2021年後半出荷」予定でしたが、「バッテリーが期待通りの寿命を有していないこと」が判明し、「2022年初頭」に出荷が延期されました。

個人的にもPlaydateを予約していた筆者は、非常に残念な想いで待っておりましたが、3月29日に日本向け公式Twitterアカウントから「Group 1用のPlaydateが本日、カリフォルニアのフルフィラメントセンターに到着しました！」（「Group 1」は初回出荷分と思われます）との投稿がありました。

22年初頭ってもう終わってませんか？と先日メンションいただきましたので皆さまに、小さいですが進捗をお知らせ致します。

Group 1用のPlaydateが本日、カリフォルニアのフルフィラメントセンターに到着しました！

実際の発送にはまだ事務処理や手続きが残っていますが、お知らせでき嬉しいです。
— PlaydateJP (@PlaydateJP) March 29, 2022

今回は、ワタクシ同様にPlaydateの到着を指折り数えて待っている方、予約するかどうか迷っている方に向けて、まずは現時点（2022年4月12日午前2時）での開梱レビューをお届けいたします！

早速Playdateのパッケージを開けてみよう

まずはパッケージをじっくり見てみましょう。パッケージは鮮やかな黄色。表面にはシンプルな線画のPlaydateだけが描かれています。一方裏面には、Panicからのユーザーに対するメッセージが記載されています。気分がアガります！

あ、側面には技適マークが印刷されていました。ちょっと今回はお見せできないのですが、設定メニュー内の「Regulatory Labels」で技適番号を確認できました。ご安心ください。

パッケージ表面。ちょっとわかりにくいですがエンボス加工が施されています

パッケージ裏面には、「Playdateは楽しみのためだけに作りました。この小さな携帯ゲーム機はポケットにぴったり収まります。画面は白黒。ボタンはすっごくいい感じ。飛び出るクランクはゲームにまったく新しいスピン操作を与えます。でも一番いいところは？ Playdateには、全世界からの驚きのオリジナルゲームがあなたに直接配信されるのを待っているのです。楽しみましょう！」と記載されています

安心してください。技適も取得されていますよ

それではパッケージを開けてみましょう。すると硬めの黒いスポンジに固定されたPlaydateが現われます。平行ではなく、ちょっと斜めに収められているところに、Panicの遊び心が感じられます。オラ、ワクワクしてきました。

オープン！本体前面保護用のクッションも貼られていますね

本体はパッケージよりもちょっと濃いめの黄色。質感はいい意味でチープ

パッケージから内容物をすべて取り出すと、本体、USB Type-A to Cケーブル、説明書が出てきました。いまどきのデバイスなので同梱品がシンプルですね。いい感じです。それにしてもUSBケーブルの色も可愛い。できれば単体購入したいです。

内容物は本体、USBケーブル、説明書のみとシンプルな構成

説明書は簡素な紙1枚のみ。初回起動時にチュートリアルを兼ねたオープニングアニメーションが用意されているので細かい説明は不要です

Playdateの細部にググッとズームイン

トイウワケデー、ようやく本体を愛でられます。いやー可愛いです。子猫ぐらい可愛いです。Playdateの可愛さの理由を箇条書きにしてみます。

76×74×9mmというコンパクトなサイズ
プラスチックの地肌をそのまま見せるチープ感
ミニチュアのような金属製クランク
高級感ある4隅のネジが醸すギャップ
左寄せディスプレイのアンバランスさ

……筆者が感じた可愛さの理由はこのぐらい。一見レトロ調だけど新しさも感じる絶妙なデザインです。エヴァンゲリオンの次回作が作られるとしたら、ワンダースワンの代わりにPlaydateをぜひ登場させていただきたいと思います。アスカが物憂げにPlaydateのクランクを回していたら可愛いと思うんですよねー。

Playdate本体前面。前面には十字ボタン、A、Bボタン、メニューボタンを配置

Playdate背面。分解の難易度は低そうです。する必要はないですけども

上面には電源ボタン、下面には3.5mmイヤホン端子とUSB Type-C端子が配置されています

右側面（上）にはクランクを装備。これはクランクを収納している状態です

クランクを引き出すとツマミが現われます

Playdate本体の実測重量は84.9g

初回だけ観られるオープニングアニメーションを鑑賞

最後にPlaydate初回起動時だけに観られる、操作チュートリアルを兼ねたオープニングアニメーションをご覧ください。筆者が撮影したバージョンと、画面だけを切り出した公式バージョンの動画をご用意しました。

筆者が撮影したバージョン

公式バージョン

Playdateのディスプレイは400×240ドット、1-bit（白黒）。まあスペックで言えばスマホなどと比べると雲泥の差なのですが、その制限を感じさせない表現が可能なのだなと感心させられるオープニングアニメーションですよね。

そして忘れちゃいけないのがサウンド。Playdateの音はかなりよいですよ。内蔵しているモノラルスピーカーも結構いい音を奏でてくれますが、高級イヤホン、ヘッドホンを挿すとさらにグレイト。ぜひ上に掲載した公式バージョンのオープニングアニメーションを、皆様所有の最高品質のオーディオシステムで聴くことをオススメいたします。