レノボ・ジャパンは4月11日、南米チリの離島であるロビンソン・クルーソー島でテレワークを実施するプロジェクトを開始したことを発表した。世界中から数千人もの応募から選出された9名(欧州、南北アメリカ、アジア)のボランティアが参加し、日本からはフリーランスクリエーターの山口智氏が参加する。

  • レノボはチリの離島でテレワークをするプロジェクトを始動

ロビンソン・クルーソー島は、ファン・フェルナンデス諸島の中で2番目に大きい島で、チリのサンアントニオの西、南太平洋上に位置する。日本との距離は1万6000キロメートルで時差は12時間ある。離れた諸島の有人島の中では人口が多く、島の北岸のカンバーランド湾にある町サン・ファン・バウティスタに大部分の住人が住んでいる。

同プロジェクトは、テレワークをしながら島の環境保全活動にも取り組むことを主目的としている。ボランティア参加者は2022年4月中旬までロビンソン・クルーソー島に滞在する予定。

テレワーク環境はレノボが構築する。参加者はレノボのデバイスとソリューションを採用した同社のテクノロジー・ワークスペースで働く。同社のノートパソコンやデスクトップPC、オンライン会議用のThinkSmartデバイスなど、さまざまなデバイスを準備した。

また、インターネット接続も1Mbpsから最大200Mbpsへとアップグレードし、ロビンソン・クルーソー島では初の高速インターネット接続が可能になったという。

日本から参加する山口氏は、現地のレストランと協力し、SNSを通じてロビンソン・クルーソー島の食の魅力を発信するほか、地域の人々とともに持続可能な農業を促進するための活動を行うとのことだ。