海と日本プロジェクトinしまね実行委員会は4月1日、食と海の未来を学ぶ体験学習「熱源熱中授業」をスシロー出雲小山店にて開催した。
同イベントは、"次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として展開する「熱源プロジェクト」のプログラムとして開催。回転すしチェーン・スシローとコラボレーションした体験学習となる。
日程は、4月1日 8時30分〜10時30分。開催場所は、スシロー出雲小山店(島根県出雲市小山町105-1)。講師は、NPO法人隠岐しぜんむら 深谷治理事長/あきんどスシロー営業課長 清水大輔氏。参加人数は13人。
当日は、回転すしのレーンが並ぶスシローの店舗が、教室に早変わり。授業に参加した13人の子どもたちが、お寿司やクイズ、実験を通して、海と魚について楽しく学んだ。
講師を務めたNPO法人隠岐しぜんむら 深谷治理事長は、山陰沖で豊富に魚が獲れる理由や、魚の色は生息する水深に関係があることを、実験やクイズを通して解説。また、地球温暖化などにより生態系が変化し、島根の海でもアワビやサザエが少なくなってきていると説明した。
スシロー先生こと、あきんどスシロー営業課長の清水大輔氏は、安定しておいしい魚を提供するためには養殖も大切であると話し、ハマチの養殖について動画などを使って解説。また、ハマチは出世魚と呼ばれ、成長するにつれて名前が変わるが、その名前は地域によっても違うことを紹介した。
最後に、スシロー自慢の養殖ハマチを試食した子どもたちは「ハマチはとろけるようでおいしかった」「海の問題についていろいろな人に知ってもらい、みんなで関心を持てるようにしたい」「環境問題をどんどん解決して魚を増やしたいと思う」「家族にも教えたい事がたくさんあった」と感想を話していた。海や魚について、たくさんの発見があった熱源熱中授業となった。