シロカは4月7日、タンクを内蔵しない「自動給水式」の大容量食器洗い乾燥機を発表した。ラインナップは「食器洗い乾燥機 温風乾燥タイプ」と「食器洗い乾燥機 オートオープンタイプ」の2モデルで、5月21日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格はいずれも70,000円前後。

  • 食器洗い乾燥機 温風乾燥タイプ

いずれもタンクを内蔵しない「自動給水式」で水道工事が要らず、かつ本体サイズを小型に抑えた食器洗い乾燥機。水道工事がいらない食器洗い乾燥機は、本体に水タンクを内蔵する「タンク式」が主流だが、今回発売する2モデルは「自動給水式」を採用し、付属のバケツとホースから自動で水をくみ上げて食器を洗浄する仕組みだ。

これにより水栓を分岐させる手間がいらないほか、タンクレスにより本体サイズも奥行35㎝と設置しやすくなっている。一方で、4~5人分の食器(計36点)を一度に洗える庫内容量も確保。最大27㎝までの大皿や、直径28cmまでのフライパンも入れられるスペースを備えている。なお、水栓を分岐させる分岐水栓式でも利用できる。

  • 専用のバケツとホースで水をくみ上げて食器を洗い、排水できる

  • 大皿などを含め約36点の食器を一度に洗える容量だ

食器の洗浄は、360度回転ノズルで最高75度の高温水流を噴射し、手洗いで落としにくい油汚れも洗い上げるという。UV除菌機能も備え、UVライトの照射により洗い上がり後の除菌状態を8時間以上持続させるとする。

「食器洗い乾燥機 温風乾燥タイプ」は、食器洗浄したあと温風で乾かせる温風乾燥機能を搭載したモデル。ヒーターとファンを搭載し、排気も可能。

「食器洗い乾燥機 オートオープンタイプ」は、洗浄後に自動で前扉が開くオートオープン機能を搭載したモデル。蒸気を逃がすことで自然乾燥を促す。

洗浄コースはおまかせ / 標準 / 念入り / スピーディー / ソフト / 庫内洗浄の6種類。標準の洗浄時間は温風乾燥タイプで1時間39分(温風乾燥なし時)、オートオープンタイプで1時間29分。

  • 操作パネルは前扉の上に配置

  • 「食器洗い乾燥機 オートオープンタイプ」は洗浄後に自動で扉が開き、蒸気を逃がして乾燥させる

基本性能や本体サイズ、重さは2モデルで共通。本体サイズはW55×D35×H50cm、重さは21㎏。洗浄方式は回転ノズル噴射式 / 固定ノズル噴射式。すすぎ方式はためすすぎ。専用洗剤の標準使用量は7g。

予約運転は1時間~6時間まで1時間単位。使用水量は分岐水栓使用時で8.5L、自動給水時で9L。標準収納容量は約36点で、具体的には大皿5点、中皿5点、小皿10点、茶わん5点、汁わん5点、コップ6点、小物類(箸、スプーンなど)。