チューリッヒ保険会社は2021年8月17日、「あおり運転に関する調査」の結果を発表した。調査は2021年7月16日~20日、1週間に1回以上運転している全国のドライバー2,230名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、あおり運転をされた経験があるドライバーは5割。また、あおり運転を受けないよう、以前よりも意識して運転しているドライバーは76.4%と7割強という結果に。
そこで、ドライブレコーダーの利用状況について尋ねたところ、約半数が「取り付けていない」(50.1%)と回答。理由を聞くと、「購入したいがコストがかかるため」(67.0%)が圧倒的に多く、ドライブレコーダーの利用意向は高いことがわかった。
続いて、実際に受けたあおり運転の被害について教えてもらったところ、「車体を接近させる挑発行為」(76.5%)が昨年に引き続きダントツの1位に。次いで「車体を接近させて、幅寄せされた」(25.3%)、「前方を走る車に、不必要な急ブレーキをかけられた」(20.3%)と続き、被害を受けた際は「何もしなかった」(38.3%)や「道を譲った」(36.0%)など、やり過ごす対応をとったドライバーが目立つ結果となった。
あおり運転をされたきっかけについては、「追い越しをした」が最も多く25.6%。次いで「スピードが遅かった」(21.4%)、「車線変更をした」(15.4%)と続き、前回1位の「制限速度で走っていた」(11.1%)は5位という結果に。
また、被害にあわないための工夫を聞くと、「車間距離をしっかりとる」(55.5%)、「急な割込みをしない」(35.3%)、「ウィンカーは早めに出すようにしている」(33.8%)が上位にあがった。