JR東海とJR西日本は7日、一時的な打ち合わせやウェブ会議、電話などに利用できる「ビジネスブース」を東海道・山陽新幹線N700Sに試験導入すると発表した。
「ビジネスブース」はテーブルやハイチェア、コンセントなど備えたスペースで、7・8号車間のデッキ部に設ける。N700Sの3編成に設置し、5月9日から順次、サービスを開始するとのこと。ビジネスブースを設置した列車の運行については、当日朝に両社ウェブサイトで公表する。
7号車に乗車している人に限り、1グループ2名まで、1回あたり30分以内で利用できる。利用は当面無料だが、乗車後に7号車座席の案内リーフレットに記載されたQRコードから順番を確保する必要があり、順番になるとメールで通知が届く。待っている人がいない場合は、ブース内のタッチパネルを直接操作して利用することもできる。
なお、「ビジネスブース」の試験導入にあたり、バカンが提供する座席の即時予約・管理サービス「VACAN Noline Autokeep」を導入しているとのこと。
JR東海はその他、駅待合室内の半個室タイプのビジネスコーナーについて、すでに設置している東京駅、名古屋駅、新大阪駅に加え、品川駅、新横浜駅、京都駅で新規で整備することを決めた。7月頃をめどに、無料の半個室タイプのビジネスコーナーとコンセントポールを設置するという。これにより、東海道新幹線「のぞみ」の全停車駅で利用できるようになる。9月頃には東京駅と名古屋駅にも追加設置される。