「今度でいいでしょ」何気なく使う言葉ですが、「今度」っていつだろう? 四コマ漫画『#ぽたおの日常』投稿しているつぶら田さん(@potta_po)は、高校2年生の冬、お母さんが病気になったことがきっかけでいつもの日常が変わったと言います。つぶら田さんがTwitterに投稿したエッセイ漫画「おかんが三途の川を渡りそうになった話」を3回に分けてご紹介します。

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三途の川を渡ろうとするおかんを引き留めたのは、お父さんだったそう。お父さんがおかんにかけた言葉とは……?

  • (@potta_poより引用)

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心不全と腎不全で倒れ、一度は植物状態になったつぶら田さんのお母さんですが、意識が回復し、現在は通院しながら暮らしているそう。日常を大切にしたいと思いたくなる実体験を描いた漫画、投稿者のつぶら田さんにお話を伺いました。

投稿者に聞いてみた

――今回の漫画について、執筆を決めたきっかけがあれば教えていただけますか?

きっかけは、最近父と母が「自分が死んだら」の内容を匂わすようになったからかもしれないです。料理中に何気なく母が「ここはこうするの」と教えてくれたり、父が家族との会話を大事にする姿勢を見ると、あぁこれも当たり前じゃなかった、と仕切りに思うようになって、色んなことを忘れちゃいけないと思い漫画にしました。

――お母さまが回復されて以降、ご家族同士の関係に変化はありましたか?

やっぱり一度「家族が死ぬかも」という出来事があったので、「来年はできないかも」「来週にはできないかも」「明日には無理かも」っていう考えに自然となってる気がしています。でも、思い出作りに旅行へたくさん行くとかそんな大層なことではなくて、なるべくパフェ食べに行くことを後回しにしないとか、なんかこの服可愛いから買っちゃったとか、お互いにその時々を楽しむことを喜ぶような意識になっています。

――こちらの漫画にリプライやリツイートなどで多くの反響が寄せられておりますね。

率直な感想は、「まじかよ。すげぇ……」です! 思った以上に同じ体験をしてる人がいて、それぞれの三途の川があって、未知の世界の話を共有できた不思議さにびっくりしました。私の漫画で感動してくれる方もいて、家庭環境とかの違いもあるけど家族を大事にする考え方って根本は同じだなって思いました。


家族や親しい人と一緒にいると、つい「いつでもできる」「今度にしよう」と思うことも。『できるだけ悔いのない一日を生きる』というのは簡単ではないけれど、心に留めておきたいことですね。

なお、つぶら田さんはTwitterで四コマ漫画「#ぽたおの日常」も投稿されています。