4日にスタートしたフジテレビ系情報番組『ポップUP!』(毎週月~金曜11:45~)に、金曜レギュラーとして出演する女優・高岡早紀。発表時には、「全くの新境地なので、ドキドキしかありません」と、情報番組のコメンテーターに初挑戦する心境をコメントしていた。

そんな高岡にインタビューすると、今年で35周年を迎える芸能生活を振り返り、様々なターニングポイントがあったと回想。今回のチャレンジも、また1つの転機となる期待を胸に臨んでいるようだ――。

  • 『ポップUP!』金曜レギュラーの高岡早紀 撮影:蔦野裕

    『ポップUP!』金曜レギュラーの高岡早紀 撮影:蔦野裕

■前代未聞のオファーに「何のことでしょう?」

「芸能生活始まって以来の情報番組レギュラー出演のオファーで、バラエティにも多く出ていない中でのお話だったので、単純に驚きました。『何のことでしょう?』という感じでしたね」と、最初は耳を疑ったという高岡。

「コメンテーターの方が言う意見は、視聴者にとってすごく大事じゃないですか。興味が湧くことの大きな要因になると思うんです」と責任の大きさを感じるが、「新しいことに挑戦するのは嫌いじゃないですし、50歳を目前に残り少ない芸能人生になってきていると思うので、まだまだ私に対してやらせてみたいなと思ってくれる方たちがいてくださることに感謝します。まだまだできることがあるならば、やらせていただきたいなと思う気持ちです」と引き受けた。

また、「いろんな情報に飢えているくせに、どこで情報をキャッチしていいか分からない自分がいるので、情報番組に出ることによって3時間座っていると漏れなくいろんな情報がもらえるわけですから、こんなにありがたいことはありません」と感謝。

お昼の情報番組ということで、主婦が主要な視聴者になることが想定されるが、「私も11歳の子どもの子育て中で、毎日お弁当を作ったり普通に子どもと生活しているので、視聴者の方たちと同じような目線で感じられたり、楽しめたりすることがたくさんあると思うんです。私が知らなかった情報などを番組から頂いて、一緒に楽しめたらいいなと思います」と期待を寄せる。

未知の領域に挑むことにも、「女優はいろんな人の人生を演じるものなので、自分自身が知らない体験をすることは、全て演技の仕事に役立つと思います」と前向きだ。

■周囲の友人たちから「大丈夫か!?」

3時間の情報番組でコメンテーターを務めることに、周囲の友人たちからは「大丈夫か!?」と心配されたのだそう。それに対して、「心配ご無用です。安心してください」と返しているものの、本心では「3時間という長い時間、生放送のカメラが回っている前にいたことがないので、座っていられるのかしら(笑)」と不安ものぞかせる。

「舞台の本番のことを考えると、今思い出すだけでも汗をかいてきちゃうんです」と言うほど、“生”のプレッシャーを知っているだけに、「私が本番中にずっと前のめりで楽しんでいられる楽しい番組を、ぜひスタッフの皆さんにはお願いしたいですね(笑)」と微笑みながら、ポイントを突く“高岡節”で要望した。