俳優の鈴木拡樹が主演を務める舞台『死神遣いの事件帖-幽明奇譚(ゆうめいきたん)-』の出演者が7日、明らかになった。

  • 上段左から廣瀬智紀、安西慎太郎、稲垣成弥。中段左から飯山裕太、山川ありそ、北村健人。下段左から、清水宏、神尾佑、凰稀かなめ

    上段左から廣瀬智紀、安西慎太郎、稲垣成弥。中段左から飯山裕太、山川ありそ、北村健人。下段左から、清水宏、神尾佑、凰稀かなめ

同作は、東映と東映ビデオが立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト「東映ムビ×ステ」第2弾として制作された『死神遣いの事件帖』シリーズの続編。江戸市中で探偵業を営む『死神遣い』の久坂幻士郎(鈴木拡樹)と死神・十蘭(安井謙太郎)の活躍を描く。舞台『死神遣いの事件帖-幽明奇譚(ゆうめいきたん)-』(2022年6月上演)、映画『死神遣いの事件帖-月花奇譚(げっかきたん)-』(2022年冬公開)が続けて制作される。

舞台版では主人公・久坂幻士郎役を鈴木拡樹が続投し、本作で新たに登場する死神・亞門を小林亮太が演じる。とある歌舞伎一門で起こった殺人事件を幽霊となった幻士郎が依頼を受け、事件に巻き込まれていくというストーリー。幽霊の幻士郎のことが見える霊媒師・恐山寂蓮を元宝塚歌劇団 宙組トップスターの凰稀かなめが演じることが明らかになった。

また幻士郎の父・久坂衒太夫役に神尾佑、幻士郎と同じく幽霊の市村左十朗役に廣瀬智紀、事件の一座それぞれのキャラクターとして升屋庄吉郎役に安西慎太郎、市村松之助役に稲垣成弥、市村亀吉役に飯山裕太、市村蟹造役に山川ありそ、市村鶴丸役に北村健人、市村百翁役に清水宏が決定した。

舞台ティザーストーリー

虚ろの中で幻士郎は亡き父「久坂衒太夫」の夢をみた。悪霊と戦う衒太夫。そして、衒太夫は…幻士郎に想いを託して死んで行く…。

目を醒ますと幻士郎は見知らぬ世界にいた。果ての無いその世界を、幻士郎は船で漂っている。幻士郎はお藤を救うためにすべての命を使い、水野を倒したはずだった。それなのにどうして…。そんな中、どこからともなく声が聞こえる。
「君はまだ死んじゃいない…」
困惑の中、光に飲み込まれる幻士郎。
次の瞬間…幻士郎は町の中にいた。すぐに、自分が誰にも見えない存在、つまり「幽霊」になっていることに気がつくのであった。

そんな中で幽霊の幻士郎は、世の中では“インチキ霊媒師”と呼ばれている幻士郎ら幽霊たちと話せる「恐山寂蓮」、幻士郎と同じく幽霊である「市村左十朗」、その左十朗を追って現れた死神「亞門」と出会い、幻士郎はとある歌舞伎一座の殺人事件に巻き込まれることになる。そして、ひょんなことから、亞門とコンビを組むことになり、“幽霊探偵”として、事件の捜査に乗り出すのであった。

(C)2022 toei-movie-st