ソフトバンクは4月7日、2022年3月末時点の5Gネットワークの人口カバー率が90%を突破したことを発表した。4G周波数帯の転用による5Gエリアも含めた数値で、高速大容量通信に適した5G用の新周波数帯(3.7GHz/28GHz)で通信できるエリアは別途公表されている。

  • ソフトバンク

人口カバー率とは、携帯電話ネットワークのエリア展開の状況を示す指標。全国を500m四方のメッシュに区切り、1つのメッシュの50%以上の範囲で通信可能であればそのメッシュ内の夜間人口(居住者)を100%カバーしたとみなす方式が採用されている。したがって、今回の発表であれば「日本全土の90%で5Gが使える」ではなく、「人が住んでいる場所の90%で使える」という意味になる。

他の大手キャリアの状況を見ると、直近で公表された数値では、KDDIは2022年度の早い段階で90%、ドコモは2024年3月に90%超を5Gエリアの整備目標としている。