女優の沢口靖子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女 Season21』最終回2時間スペシャル(20:00~)がきょう7日に放送される。

  • 左から沢口靖子、美村里江=テレビ朝日提供

最終話は、溺死体で見つかった女性を榊マリコ(沢口)らが検視する場面からスタート。被害者はある町の前町長であること、背中の圧迫痕から誰かに突き飛ばされた可能性があることが判明する。インターネット上には、前町長にまつわる黒い噂が書き込まれたフェイクニュースも。一連のネットの動きに、社会学者の山神芳彦(久保田悠来)は前町長に対する殺人が、ネットによって誘発されたものだと示唆。マリコは見覚えのあるハッシュタグから、AI“UMAII(ユマ・ツー)”を操った殺人事件の疑惑が残る研究者・宮越優真(美村里江)を思い出す。一連の疑念を胸に優真と再び対峙するマリコだが、犯行の糸口をつかめないまま新たな犠牲者が発生。現場から採取されたDNAから前科のある若者・深野拓実(柾木玲弥)が浮上する。

ゲストには2021年12月16日放送の第8話に登場した天才研究者・優真が再登場。科学者の証でもある白衣を身にまとうマリコとは対照的に、全身黒でまとめたクールな研究者をミステリアスに演じる美村。前回沢口とは初共演だったが、堂々とした演技合戦を披露した。不穏な空気を残したままエンディングを迎えたが、最終回ではマリコと完全決着なるのか。そして、秘められた過去も明らかに。

コメンテーターとして前町長殺人事件をテレビで解説する社会学者・山神に扮するのは、代表作『仮面ライダー鎧武/ガイム』(13~14年)で呉島貴虎/仮面ライダー斬月を演じ、『科捜研の女』には第16シーズンに登場経験もある久保田。一方で、容疑者として名前が挙がる深野を演じるのが柾木。2009年に有名雑誌主催のコンテストで審査員特別賞を受賞して芸能界入りし、これまで多くの舞台やドラマで活躍してきた柾木が『科捜研の女』初登場を果たす。マリコとの取り調べのシーンでは、何を考えているのかまったく理解不能なサイコパスを熱演する。

シリーズ23年目を迎える『科捜研の女 Season21』。どんな最終回を迎えるのか注目だ。