JR東日本が展開する「新幹線イヤー 2022」と鉄道開業150年の記念企画として、メトロポリタンホテルズの5ホテルで、運転シミュレーターが体験できるプランを4月5日から期間限定で販売すると発表した。
メトロポリタンホテルズの4ホテル(池袋・丸の内・川崎・さいたま新都心)では、客室で運転士気分を思う存分楽しめる「シミュレータールーム」に宿泊するプランを設定。運転士が実際に訓練で使用する映像を使って京浜東北線大宮~大船間・八高線高崎~高麗川間の運転体験ができ、速度計なども運転操作や速度に応じて忠実に動作するという。保安装置の動作も忠実に再現されるほか、音声も実際の車両で収録したものを使い、リアルな運転操作を体験できる。丸の内・川崎・さいたま新都心の各ホテルは、トレインビュールームへの宿泊となる。宿泊料金はホテルにより異なる。
ホテルメトロポリタンエドモントは、E5系新幹線のモックアップ(全長約370cm×幅約240cmの模型)で東北新幹線小山~宇都宮間の運転体験ができる「E5系新幹線シミュレーター」体験付きプランを発売。運転台には実機器を採用し、新幹線の信号保安装置や各種機器の動作を忠実に再現しており、本物の走行音やモーター音とスクリーンに映し出される実写映像を見聞きしながら320km/hの走行を体験できるという。ホテルのロビーに設置され、体験付きプランで宿泊した人は1室あたり40分間体験できる。
このシミュレーターは2014~2017年にかけて、世界各国で安倍首相(当時)らによる日本の車両や鉄道システムのトップセールスにも使用されたもの。国内での一般公開は今回が初だという。1室2名利用時、1人あたりの宿泊料金は1泊朝食付きで1万1,500円からとなっている。