俳優の中川大志が6日、都内で行われた映画『ソニック・ザ・ムービー/ソニック VS ナックルズ』日本語吹替版制作発表会見に出席。この日は、「ソニック」のゲーム楽曲を手掛けたDREAMS COME TRUEの中村正人も参加し、日本版主題歌、そして日本語吹替版エンドソングを担当することが発表された。中川が「僕のソニックはいかがですか?」と評価を聞く場面もあり、中村から「すごくいい1000点」と絶賛されると、「良かった」とホッとした表情を浮かべていた。
本作は、2020年に公開された『ソニック・ザ・ムービー』の続編。平穏な生活が戻ってきたグリーンヒルズに、再度やってきたドクター・ロボトニック率いる危険な戦士ナックルズ。彼らに執拗なまでに狙われるソニックが、史上最大の危機を乗り越える姿がスリリングに描かれる。
約2年ぶりにソニックの声を演じた中川は「今回は冒険もスケールアップし、敵もパワーアップしているので、かなり熱いシーンが多いんです」と語ると「かなりのエネルギーをつぎ込んで演じたので、収録が終わったときは放心状態でした」と振り返る。
会見には、ドクター・ロボトニック役の山寺宏一、テイルス役の広橋涼も出席。山寺とは、中川が中学生のとき出演していた『おはスタ』での共演経験があり、前作でも「師匠」と呼ぶような間柄。そんな山寺に中川が「前作では常にソニックにならないといけないという緊張感があったのですが、今回はどんな場面でも、ソニック像から外れないという自信があったので、いろいろチャレンジができました」と成長した部分をアピールすると、山寺は“弟子”の進化に目を細め、「また大志と戦えてよかった」と話した。
この日は、「ソニック」のゲーム楽曲を手掛けたDREAMS COME TRUEの中村も参加し、本作の日本版主題歌にDREAMS COME TRUEが歌う「UP ON THE GREEN HILL from Sonic the Hedgehog Green Hill Zone - MASADO and MIWASCO Version -」が、そして日本語吹替版エンドソングには日本語歌詩版の「次のせ~の!で - ON THE GREEN HILL - MASADO and MIWASCO Version」が決定したことも発表された。
中村は「30年ぐらい前にドリカムでデビューしたときは、名もない存在でしたが、(ボーカルの)吉田(美和)の声を世界に届けたいという思いはありました。ハリウッド作品とコラボして夢が叶った。ドリームズカムトゥルーですね」と爽やかな笑顔を見せると、中川も「歌をお聴きしたときはゾワっとしました。本当に格好良かった」と感想を述べる。
さらに中川が、「ソニック」と深い関係性のある中村に「僕のソニックどうでしたか?」と恐る恐る尋ねると、中村は「完璧です。年齢の低いソニックに、男性としての魅力を注ぎ込んでくれていると思います。すごくいい、1000点ぐらい」と大絶賛。中村の言葉に中川は「良かったです」とホッとした表情を浮かべていた。
またこの日は、宿敵ナックルズの声を演じた木村昴から意義込みを語ったビデオメッセージも届いた。